
本日の日経新聞に、政府が「準正社員」の雇用ルールをつくると発表した記事が掲載されています。3月15日に開く産業競争力会議で提案し、6月にまとめる成長戦略の柱とするそうです。
準正社員とは、業務や勤務地を限定した雇用形態のことをいいます。準正社員の雇用条件は企業ごとに異なります。
準正社員制度を導入している企業を一部ご紹介します。
【導入企業例】
<導入企業>
株式会社オリエンタルランド
株式会社すかいらーく
株式会社マルハン
株式会社メガネトップ
小川珈琲株式会社 など
<導入事例>
株式会社KUURAKUGROUP
条件:深夜勤務、引越しがない
佐川急便株式会社
条件:まず準正社員としてスタート。対応業務を広げながら1年半~2年後に正社員登用
準正社員のメリット、デメリットは下記の通りです。
【メリット】
・職種転換がない
・転勤がない
・就業時間が選択できる(残業時間が少ない)
・人生設計が立てやすい
【デメリット】
・年収が正社員より低い(正社員の8~9割程度)
・一定スキルしか身につかない
・事業所の閉鎖時に解雇されやすい
導入企業では、出産を機に退社していた女性の正社員が、子育て期間だけ準正社員として働く選択肢も生まれています。企業側としては、優秀な人材の退職を防ぐ役割にもなっています。
人材紹介会社で、準正社員の求人を取り扱っている会社は私の知る限りありません。準正社員になるには、求人サイトや求人誌で採用情報を見つけて直接応募する方法になります。
政府がどのような雇用ルールをつくるのか注目してみましょう。
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福井祐平