メンター制度 | キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

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企業や社会が求める『What's人財』をテーマに、キャリアコンサルタント福井祐平の視点で書いています。


メンター制度は、会社や配属部署における上司とは別に、指導・相談役となる先輩社員が新入社員をサポートする制度のことをいいます。新入社員の仕事における不安や悩みの解消、業務の指導・育成を担当します。



新入社員は上司とは別の相談相手ができることで、必要なスキルや技術を身につけながら、会社に馴染むことができます。



指導・育成にあたる先輩社員にとっても、マネジメントの技術を身につけることができ、大手企業を中心に活用されています。



メンター制度が導入されている主な企業は、下記のとおりです。

【導入企業】
株式会社秀英予備校
LVJグループ株式会社
J・P・モルガン
ブラザー工業株式会社
株式会社ドリコム など



仕事の見本となる人が近くにいるかどうかで、成長スピードは格段に違ってきます。私は上司に恵まれているとよく言われますし、私自身もそう思います。



私は学生時代から尊敬できる先輩社員に囲まれてきました。また、社外に仕事や人生の相談を真剣に聞いてくれる方が何人もいます。その方のおかげで今の自分があると思います。



私が思うメンター制度は、ただ教わるだけでなく、メンターを目標とし、しっかりと実績を残すことでメンターに恩返しすることだと思います。



最近よく思うのですが、私自身もそうですが、人間はやはり弱く自分一人だとどうしても楽な方に逃げてしまう傾向にあります。しかし、誰かと関わることで意識が高まり、行動することができます。



私に相談にくる転職希望者にも、社内の人間関係の希薄さや目標となる先輩社員がおらず、より自分の目的意識に近い職場へ転職を希望される方もいます。



私は求人を紹介するとき、配属部署でどういう人が働いているかお伝えするようにしています。



自分はどういう人と働きたいかをしっかりと理解し、面接の際に社員の雰囲気や人柄を確かめることをおすすめします。

福井祐平



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