人財に学ぶ マハトマ・ガンジー | キャリアコンサルタント福井祐平の『What's人財』

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企業や社会が求める『What's人財』をテーマに、キャリアコンサルタント福井祐平の視点で書いています。


マハトマ・ガンジーは、南アフリカで弁護士をするかたわら公民権運動に参加し、帰国後はインドのイギリスからの独立運動を指揮した方です。



その形は民衆暴動の形をとるものではなく、「非暴力、不服従」を提唱しました。



ガンジーは、「あなたの夢は何か、あなたの目的とするものは何か、それさえしっかり持っているならば、必ずや道は開かれるだろう」という言葉を残しています。



また、「目的を見つけよ。手段は後からついてくる。」という言葉も残しています。



私はよく、どんな資格を持っていれば転職に有利ですかと質問されるときがあります。そのときは、「あなたは何がしたいんですか」と聞き返すようにしています。



医師は医師免許が必要です。弁護士も弁護士資格が必要です。このように資格が絶対必要な職種もありますが、資格自体は目的を達成するための手段にしかすぎません。



資格を取ろうと思う前に、将来のキャリア形成を先に考えることをおすすめいたします。



しかし、全員がキャリア形成について明確に描けるわけではありません。将来のために勉強しようと思い、ひとつのゴール基準として資格取得を目指す方もいます。



とりあえず何か勉強しようと思ったときは、今の仕事に役立つ勉強をすることが良いと思います。



例えば、経理業務をしている方は簿記の資格を取得するとか、金融系で働いている方は証券外務員の資格を取得することなどで、仕事の効率や成果を伸ばすことができると思いますし、その後の転職にも有利になります。



私も毎月6,000名以上の転職希望者の履歴書をチェックしておりますが、経理職で何年も働いている方で簿記資格を1つもとっていない方は、他の候補者と比べて紹介する優先順位を下げる場合があります。



求人の応募条件にも、日商簿記1級以上など資格取得が設定されている場合があります。



海外留学をしていた方でも、TOEICや英検を取得していない方は、その人の英語レベルが分からず紹介を控える場合があります。



ガンジーは、「明日死ぬかのように生きろ。永劫永らえるかのように学べ。」という言葉も残しています。



目的を探しながら、また目的に向かってキャリア形成していくことをおすすめします。

福井祐平



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