
現在、そしてこれからも日本は高齢化社会になります。高齢化社会とは、65歳以上の老年人口が増大した社会のことをいいます。
老年人口の占める割合で、以下のように分類されます。
<高齢化率による分類>
・高齢化社会 高齢化率7%~14%
・高齢社会 高齢化率14%~21%
・超高齢社会 高齢化率21%以上
日本は、2007年に超高齢化社会に突入しました。総務省が平成23年10月に発表した国勢調査結果では、23%まで上昇しております。これは世界一の水準です。
高齢化社会は、出生率の減少、生涯寿命が伸びたことが原因になります。日本人の平均寿命は、厚生労働省が発表している「第20回(平成19年度)完全生命表」によると、男性78.56年、女85.52年となっております。生涯年数を考えると、65歳で定年を迎えた後、20年近くの人生を過ごすことになります。
2013年1月23日に厚生労働省が発表した生活保護受給者の人数は、214万2580人になり、そのうちの92万人(全体の約43%)が高齢者になります。年金の受給対象年齢である高齢者が、生活保護を受けているのが現実です。
アメリカでは、年齢による差別を撤廃しておりますので、65歳を過ぎても能力のある方は働くことができます。しかし、一方で働く能力がなければ早く職場を去らなければいけません。
政府は現在、生活保護の支給額を引き下げようとしています。今後、定年を過ぎた後でも働かなければいけない可能性があり、また高齢の方でも生涯現役で働ける社会をつくる必要があります。
私が、キャリアコンサルタントの仕事を選択した理由も、スキルや経験が年齢を増すごとに伸びていく職業だと思っているからです。また、私は個人的な夢として定年を過ぎたら、将棋教室や学童保育を運営したいと考えています。
セカンドキャリアという言葉もありますが、定年後も働く可能性があることを理解し、キャリア開発をしていくとよいでしょう。
福井祐平
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