最近、道端で見かける特定外来生物 オオキンケイギク | ウッカリカサゴのブログ

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日本産魚類の仔稚魚のスケッチや標本写真、分類・同定等に関する文献情報、
趣味の沖釣り・油画などについての雑録です。

https://www.city.yasu.lg.jp/soshiki/kankyou/oshirase/1504225379318.html から
 

 

5月~7月頃にかけて、道端や河原などで見かける直径5cmから7cmの鮮やかな橙黄色のコスモスに似た花をつけるオオキンケイギク(大金鶏菊、学名:Coreopsis lanceolata)。

北アメリカ原産で、高さは30から70センチメートル程度のキク科の多年生草本。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list/L-syo-01.html

 

オオキンケイギクは日本の生態系に重大な影響をおよぼすおそれがある植物として、2006年に外来生物法による「特定外来生物」に指定され、栽培、運搬、販売、野外に放つことなどが禁止されている。

絶滅危惧種などの生息にも甚大な被害を及ぼすとして緊急対策外来種にもなっている。
https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/files/06_rist_a3_c.pdf

これらの項目に違反した場合、最高で個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金、法人の場合1億円以下の罰金が科せられる。

かつて道路の法面緑化等に大量に使用された。
繁殖力が強く強健で、冬期のグラウンドカバー効果が高く、花枯姿が汚くないなどがその理由である。
緑化用のポット苗としての生産・流通があったらしい。

各地で群落が目立つようになったのはここ数年で、種子をつける前に駆除してもらおうと、多くの自治体がホームページなどで駆除を呼びかけている。

多年草のため、根ごと引き抜かないと同じ場所にまた生えてきてしまう。

引き抜いたら袋の中でしっかりと口を縛って腐らせるか、2~3日天日にさらして枯死させる等した後で、ごみとして出さなければならない。

 

■生態系被害防止外来種リスト(ダウンロード)
http://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/iaslist.html

 

上記エクセルシート<動物(魚類)>の〔魚類(国外・国内)〕で、

16 ストライプトバス」と「17 ホワイトバス」の「利用状況」に関する記述が以下に示す同じ文言になっている(コピペしたのだろう)。

『本種そのものの利用はほぼ無いが、本種と同じく特定外来生物であるホワイトバスとの雑種がストライパーとして国内の管理釣り場で利用されている。雑種も特定外来生物に指定され、輸入・飼養等は規制されている。』

ホワイトバスの項の訂正が必要