【メモ】「国家管轄権外区域における生物多様性(BBNJ)の重要性と今後の展開について」 | ウッカリカサゴのブログ

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第193回海洋フォーラム「国家管轄権外区域における生物多様性(BBNJ)の重要性と今後の展開について」(2023年3月27日)

spfnews

https://www.youtube.com/watch?v=AI5NAKYJ2Go

以下、転載

国家管轄権外区域とは、国際法上どこの国の権限も及ばない区域を意味し、具体的には公海および深海底から構成されています。

この国家管轄権外区域にはマグロやサケ等の水産有用種や、サメやウミガメ等の希少種が多数生息している他、経済的な利益をもたらし得る海洋遺伝資源が多く存在することが知られており、海洋の生物多様性を考えるときに非常に重要な海域とされています。

そのため、「国家管轄権外区域における生物多様性(marine biological diversity beyond areas of national jurisdiction:BBNJ)」の保全や海洋遺伝資源の開発をめぐっては、1990年代より活発に国際的な議論が行われてきました。

そして、国連での長年にわたる交渉の末、3月5日に、BBNJに関する新たな協定が合意されました。

今回の海洋フォーラムでは、新たな協定について、多角的な観点から第一線の専門家により議論し、日本を含む国際社会における海洋生物多様性の保全と持続可能な利用を今後いかに確保していくのか、今後の展望を議論しました。』