大学出版部協会
「大学出版」季刊
http://www.ajup-net.com/daigakushuppan
第117号 [2019年1月10日発行]
特集●学術書を読む
http://www.ajup-net.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/ajup117_all_190110.pdf
●学術書を読む愉しみと書く楽しみ──私的経験から
三中信宏 (農業・食品産業技術総合研究機構専門員)
・本を「読むこと」と「書くこと」は表裏一体
・知識の「断片」と「体系」──学術書の存在意義
・知的アンテナの張り方──私的体験から
・本を書く心がまえ──逆風に立つ研究者=書き手
次のように書かれているが,私のこのブログも基本的に備忘録である。
『「自分が読みたい内容の本を自分で書く」あるいは「自分があとでレファレンスとして利用できる本を自分で書く」。
・・・
私の書いた本は私が読者だ。ひょっとして他人が私の本を手にして「おもしろかった」とか「役に立った」と思うのであれば、それは私にとっては文字通り〝望外の喜び〞であり、最初からそれを狙ったわけではない。』
●学術アトラスの構想
山本貴光 (文筆家・ゲーム作家)
・学術
・既知と未知の境界
・学術アトラス
・身の丈にあったインターフェイス
・知の連環を明示する
・新たなる百学連環のほうへ
●大学の授業で専門書を読む──哲学の場合
景山洋平 (東京大学講師)
・初年次教育における古典的な哲学書への取り組み
・期待する授業効果について
・学生の反応と変化──授業内・一年次・それ以降
●無限に触れる
三浦衛 (春風社)
・とじぇねわらし
・千年の時を超え
・根について
・無限に触れる
第118号 [2019年4月1日発行]
特集●出版と知の未来
http://www.ajup-net.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/ajup118_all_190401.pdf
●書物はどこから来て、どこに向かうのか
互 盛央(講談社)
・いつもそばには本があった。
・「経験」としての書物
・「ポスト・トゥルース」時代の書物
・「物語」から「歴史」へ
●ポスト・ヒューマンの時代における人文学・人文書
長谷川一(明治学院大学文学部教授)
●学術書を出版する意味――情報化のなかの知識・流通・読者
橘 宗吾 (名古屋大学出版会)
・書物は見えているか――知識の作品性と「論文」
・読者は見えているか――知識の「専門」性と流通
・二つの提言
●学術書は「どこでもドア」だ!
増山 修(慶應義塾大学出版会)