" 郷内心瞳 / 真景拝み屋怪談 蠱毒の手弱女
 〈天〉&〈冥〉" を、読了。

長い、、、長かった、、、


個人的に、郷内心瞳さんの今までの著書で一番読み難かった。ページ数が長いからとかでは無く、独自の固有名詞が多い。

郷内さんの "拝み屋怪談シリーズ"、前作の時に "今まで完全に実録だと思って読んでいたけどわからなくなった"、みたいな事を思ったのですが、この2冊で完全にわからなくなりました。

どこまでが実録で、どこまでが創作なのか。


上手くは例えられないのですが、SF怪奇譚という趣きもあるし、ミステリーでもあるし、本当に様々な事が詰まっていて、登場人物もどこか現実離れしたような、フィクションに出てくるような人がメインに居て。

だからと言って今までに比べてクオリティが落ちたとかではなく。ただ、自分の拝み屋怪談シリーズに対する認識が大きく変わりました。

この2冊で完結だと勝手に思い込んでいたのですが、まだ続くようなので、自分は完結まで追い続けたいと思います。





" 矢樹純 / 撮ってはいけない家 " を、読了。

面白かったです!!

ただ、それ故か、いつもは遅読でゆっくり読み進めてゆく僕が、なかなかに落ち着きの無い早足で読んだので、その上での感想です。
↑↑(いつもの言い訳保険)


謎が回収されてはまた謎を呼び、頭の中でどんどんと繋がってゆく、そして裏切られてゆく気持ち良さ。読み進めさせる力が強い。

そんでもって、ネタバレ無しでどうここから感想を進めてゆくか(笑)


表紙の雰囲気的に静かでじめじめした感じを想像してたのですが、もちろんそういう雰囲気もありつつ、キャラの立つ個性的な登場人物が居たり、表情や心情が豊かだったり、展開が大きく動いていったり、エンターテイメント作品としての側面も大きかったです。


なので、映画好きの自分としては、"これ面白く上質に映像化するの難しいだろあなぁ" なんて事を勝手に思ったり ^⁠^;

"リング" のように良い改変なら良いのですが、変に "エンターテイメントJホラー" してしまったら怖さや旨みが無くなってしまう。

極・個人的にですが、近年のエンターテイメント系Jホラー映画や実写版 "近畿地方のある場所について" が "う〜ん、、、" だったので。


今作に出てくるようなオカルト要素 (恐怖) とミステリー要素と個性的な登場人物の絡み合いは文字で読むから面白いのかなぁと。

文字で読んで面白い。当たり前ではあるんですが、改めてそう思わせてくれた1冊でした。
















" 背筋 / 近畿地方のある場所について "

を、読了。


まず最初に、今の自分は "アウトプットってなんだっけ?" 状態なので、感想文章はまとまりがあるものになるかわかりません。

という保険をかけておきます。




物語りのヒント、ワードがどんどんと繋がっていって、終盤にかけて怒涛の勢いで回収されてゆくのが、ホラー好きとしては怖いというよりも気持ちよかったです。


複数の一見関係ないような資料で構成されている今作。自分は複数の、例えば怪談集やショートショートを読むのが実は苦手で。

連作なら良いのですが、ひとつひとつが独立している話しだと、それらが短くても一話ごとに気持ちの切り替えみたいな事がどうしても必要で、その頭の切り替えで疲れてしまうというのがあるのですが。

今作の繋がりや因縁みたいなものは少し忘れても、"あれ、これどこかの話しに、、、" とそれ自体がちょっとした恐怖や違和感になるので、少し忘れる事も楽しんで最後まで面白く読む事ができました。

完全に繋がりを理解・読解しても、大まかにしか理解できなくても面白い。

あれ、ということは連作か😅
(マジで書きながら気づく)


もちろん最後まで楽しめたのは一話一話の密度が高かった事もあります。


小説だけでは無く近年の映像作品も含めた中でも "古き良きJホラー" を高レベルで再構築してくれた作品かもしれません。


だからこそ、仕組みも含め今作がどうやって映像化されるのか。

ただ監督が自分の好きな白石晃士監督 (実写版サユリ、めちゃくちゃ良かったです) な上に原作者の背筋さんも脚本協力と言うことなので、ちょっと期待大です。




感想というには拙かったですが、思ったよりも自分なりに書く事ができました。

書きながら思ってた事を少し思い出したのですが、まだ何か忘れてる気が😅


このブログ・記事を見つけてくださってありがとうございます。












" 我孫子武丸 / 修羅の家 "

  を、読み了い


ミステリーの考察が苦手な自分としては珍しく、そこそこ早い段階で "やんわり" ではなく "しっかり" と謎解きができた。

これは憶測でしかないのだけど、たぶん本作はミステリー的な要素そのものよりも、途中過程というか、しっかりと内容を読ませる事に重きをおいてるのだと思った。

作品内で描かれる "ある家族" に起きている出来事を読者も共にめぐるような。


と、言いつつも、自分は没入し過ぎないように少し距離をとって読んでいたので珍しく謎解きができたのだろうし、自分自身にも既視感があるような恐怖にも飲み込まれないでいられたのだと思う。

ミステリーが好きな人、慣れてる人、わかる人にはすぐにわかるだろうし、没入しても飲み込まれる事もないかもしれない。

自分は怖いので念の為に自分自身の状態が万全な時に読むようにした。


ミステリーではあるけども、結末の衝撃というよりも、そこにたどり着くまでの過程がおそろしい作品だった。