ペタしてね このところ毎夜、同じ夢を見る…。


ここは、どこだろう。海だ…海のにおいがする…。

波の音も聞いたような気がする。


眼をあけようとしたが,まぶたがひらかない。



……どれくらい時間がすぎたのだろうか。モヤが、あたり一面にたちこめ何も見えない。


……すこしずつモヤがきれはじめた。




岬だ! いつもの岬が見える…。


海に面した岸に立って、海は金色に輝いている。


その上空を、一羽の鳥が輪を描いて飛んでいる。時には高く舞い上がり、時にはスッと低く降りてくる。高く……低く……、高く……低く……。



いつも一羽で…群れることなく…飛びつづける【孤独の鳥】――。




太陽は海のはて…水平線に沈もうとしている。


燃えるような太陽。……太陽はどんどん大きくなり、まるで空飛ぶ円盤のようになった。

その円盤からは、たえまなく光が降り注いでいる。


あたり一面がキラメイテ、透明になり、燃えあがった! 



逆光を浴びて太陽の中に【孤独の鳥】は消えていく……。




【孤独の鳥】は、姿を消す前に俺にささやく……


『その方法は五つ。



一つ:できるだけ高く舞い上がること。



二つ:たとえ同じ種とでさえ、一緒に飛ぶことはしない。



三つ:くちばしを突き出す、するどいくちばしを。



四つ:決まった色を持たない。



五つ:優しく歌う…』



ペタしてね

ペタしてね オ・ハ・イ・オ

オハイオ=オ:面白いもの。


       ハ:初めてのもの。


       イ:意味のあるもの。


       オ:驚きをあたえるもの を創りたい。







 私は、面白いものを創りたい。心から喜べるものを。理屈抜きでオモシロイものを。面白いものは、それだけで存在価値がある。


 初めてのものをつくる。この世に、はじめてかたちを表す者の出現に手を貸したい。初めてのものをつくることが、ほんとの創造だといえる。


 意味のあることをしたい。自分にとって、意味のある提案・行為・作業・作品をつくりたい。意味を持つということは、新しい概念を持つことである。概念化――本質を表現できる言語を創りだすことである。


 驚きのあるものを創りたい。驚きをあたえたい。驚き、心がゆさぶられる。心がゆさぶられると、その時、何かが見えてくる。自分もオドロキ、他も、大いに驚かせたい。

ペタしてね  【天の機(とき)】:天の機(とき)を識(し)る。

ことの成否は、【天の機(とき)】にかかっているといっても過言ではない。

ある企画・設計をする時、その時代の求めているものは何かを良く識ることである。

時代の流れに逆らってはいけない。
創造者は感覚を鋭敏に研ぎ澄まし、来るべき時代を予見しなければならない。
人々が待ち望んでいるものは何か?
これから先、何が注目されていくのか?

この流れを読みきり、予見を持つことが、創造者の必須条件である。


 【地の利 】: 地の利を活かす。

建築計画においては、地の利を活かすことが、計画の死命を制す。

立地特性を徹底的に探り、その立地条件を活かし、立地にあったかたちに、企画・設計を合わすことが必要である。

現場へ何度も足を運ぶこと。
朝・昼・夕・夜。 晴天・雨・くもり・雪。 春・夏・秋・冬。
これら異なる状況では、土地はその表情を大きく変える。

建築は、大地に建つということを、根底から識ろう。
大地と建築が一つに溶け合う、ランドスケープアーキテクチュアの視点をもっと持ちたいものである。
                           


 【人の和】:人の和を大切にする。


建築にとって、人の和ほど大切なものはないだろう。
人の和のうまくいった建築は成功する。

人の和とは、この建築に携わる人、この建築の輪に絡む人、この建築に関わりあう様々の人の 特性を活かすことである。

発注者と建築家とは、信頼関係で結ばれなければならない。
建築家は、発注者の代行業務を行うのであるが、さらに発注者そのものと 一体一如の関係にならなくてはならない。

さらに、施設なり、建築を直接利用する生活者の要求を識り 計画をそれに合わすことがより大切になる。

利用者・生活者に代わって、そのニーズを代弁して、今、人々に求められている施設とは何か? を発注者に理解してもらうことが必要となる。               
                            
                          
                      パンデコン建築設計研究所 近澤可也