食料や農業の課題を話し合うドイツ政府主催の「ベルリン農相会合」が1月の２１日に開かれました。
新型コロナウイルスやウクライナ問題で顕在化した世界的な食料危機について議論し、持続可能で強靱な食料システムへの変革に向け、共同の取り組みを加速させるとした閣僚宣言を採択しました。
以前からも話されていたのは、健康な土壌、持続可能な農業です。
健康な土壌のためには農薬の不使用から化学肥料を減らして有機農法や自然農法へと切り替える必要性があります。
そして今回は強靱な食糧システムにむけ加速ということです。
ここからは、急激にアクセルを踏まれていくのです。
食料危機・食料品の高騰にむけアクセルをふまれるようなものです。
そこを留めておきたいところです。
日本からは野村哲郎農相が参加しました。
化学肥料の低減や有機農業の拡大により、生産性向上や環境負荷軽減を図る「みどりの食料システム戦略」の取り組みなどを紹介されたといいます。
今後の流れとしては、化学肥料や農薬の不使用という流れですが、すぐにうまく切り換えらるわけではありません。
化学肥料も高騰していること、食料危機への対策としてあらたに化学肥料などを使わず健康な土壌
自然農法への切り換えは3年、土壌も含めて
大統領公邸にまでデモがおこったスリランカでも、有機農法が推し進められ、その結果インフレに拍車をかけたということがあっての上での大混乱です。農業が盛んな新興国を潰してしまったのは、農政のきりかえ。このことを以前6月にもお伝えしたことがあります。ただ、農薬と化学肥料を使う日本の農業も、急な切り換えは生産量が減る事態がおこります。
スリランカのインフレ率は、6月に54.6％と類を見ない水準となっていた。5月と6月の2カ月で、食品価格は80％、交通機関は128％も上昇していたのです。
スリランカが破綻した原因は中国からの負債が膨らんだことでも、ウクライナからのエネルギー危機だけでもなく、根幹にはこの農業の方針の転換があったのです。
有機農業の強行による農業の破滅にあったのです。
環境に優しい農法を実施すべく、21年4月から化学肥料の使用を全面的に禁止したのです。
化学肥料の輸入額が大きいことから、その輸入を止めれば国際収支が改善するという短絡的な判断もあったのです。
化学肥料禁止でスリランカの作物収穫量は大幅に減少してしまい農業が崩壊しました。
その結果、主要な輸出作物も失ったスリランカの貿易収支は急速に悪化しました。
スリランカの農家の90％は化学肥料を使用しており、これがなければ作物の収量が激減することは明白だったのです。
日本の肥料や農薬をつかった慣行農法は主流です。自然農法や有機農法はまだまだ少ないので、農作物の生産量が減ってしまうこと、インフレに繋がる流れはとめられないのではないでしょうか。
いかに自然農法を広げ、耕作放棄地を回復させたりできるかが鍵を握っていくのでしょう。
自然農法の農家さんを応援し繋がりを作っていくことが、相互に発展できるひとつのルートなのでしょう。
日本がそのうち、いっきに農政の梶を切り替えだす前に、食糧の備蓄・家庭菜園や農家さんとの繋がり愛を準備をしていきましょう。
ハイパーインフレ・大災害・戦争（グレートリセット）に備える
個人でできる備蓄
・お米（玄米）
・味噌、乾燥大豆
・乾物などの保存食
・砂糖、塩、酒、醤油、油の調味料など
・缶詰
・防災備蓄用の食べ物
・水、携帯用浄水器
・生活用品（トイレットペーパー、衛生用品、紙類やラップ、ビニール袋）
・洗剤などの消耗品
・衣類、下着、毛布など
・蓄電池バッテリー、ろうそく、発電機（2週間の停電に耐えられる程度）
・カセットコンロ、ガスボンベ
・医療品
・多少の現金
・多少の金貨
・安全な靴、自転車
加えて
固定種の種とプランターや畑で家庭菜園、水耕栽培のキット
その方に応じて生きていく上で必要だと思える物、サバイバルできる準備
預貯金や国債を現物資産へ移す（投資商品は暴落もありだと思うので要注意）
・金などの貴金属
・ゆとりありすぎる人は不動産
・株式投資
・井戸を掘る
・何かしら人から愛される価値ある物へ
現物資産よりも無形資産へ移す
最重要なこと！
・健康ですごせる体
・安心して楽しく暮らせる心と愛情
・助け合える仲間やコミュニティー
物資が届かなくなるリスクがある場所、住めないような環境になるリスクがある場合
・田舎への移住
・田舎での農業
・田舎への臨時的な避難先を用意
・田舎の農家さんと繋がっておく
何をおいてもあなたの命は何よりも大事！
まずは自分や大事な家族を守りましょう。
準備ができた人から、助け合い、愛の力で今後くる日本の国難を乗り越えていきましょう！
＃食料危機 ＃有機農法 ＃化学肥料 ＃食糧備蓄
メモ20230121