日本の食料自給率はどんどん低下していています。
このような状況で、投機から身を守るために生産国が輸出禁止措置をとりだしたら、日本に食料は入ってこなくなってしまいます。
それを懸念したこちらのニュース。
2022年4月に、インドネシア政府はパーム油の国外への輸出を禁止する措置をとりました。
インドネシアではパーム油は食用油として広く利用されており、生活に欠かせない物資となっています。
そのパーム油が健康増進に効果があるなどの理由で世界的に注目されたのです。
そのため輸出が急増して価格があがり、それに連動して国内の価格も高騰してしまったのです。
さらに、品薄の状態が続いたことが、インドネシア政府が輸出禁止措置に踏み切った理由でした。
こういった事がこれから世界中でおこりえるのです。
海外からあるとき食べ物が入ってこなくなるリスクがあるのです。
そして今、ウクライナ侵攻から始まり、ロシアは戦争状態だとしています。
日本はNATOと協力してサイバー防衛に参加と表明しています。
ますます地政学リスクが高まっているので、異常気象にともなう食料危機だけでなく物がはいってこないリスクが高まっています。中国は食糧自給率95%といっても海外からも沢山輸入をして備蓄もしています。
今、日本の食糧自給率があげられない理由として農地を手に入れるのが難しいという点があります。
日本は農地を買いにくいです。地域にもよるでしょうが、5反歩以上(1俵とれる田んぼを5枚ほど)からしか変えないですし農地を抱えるとなるとまた副産物でいろいろなことができてきます。
若者も参入しにくいですし、高齢の人は続けにくい状況です。
耕作放棄地も増えてしまっているのですが、うまく活用ができなくなってしまっています。
今後、投機もはいりながら世界中で食料価格が高騰していくと、品薄になるなどおこります。
そうなったときはどの国も輸出を止めてしまいかねないのです。
今食料の自給率を高めることへ意識を向けることはわたし達の未来を守ることになるのではとも思っています。
農家さんと繋がろうプロジェクトのこちらのご視聴者さんはみなさん意識が高いので気付いたり、行動してくださっている方々ばかりなのだと思います。そんな流れがもっと日本の隅々に光のような速さで広がっていったら良いなと思います。
ただ、物価高騰だからとインフレに対して補助金をもらえればいいという状況ではないのです。
根本的なところをなんとか巻き返したいですね。
#食料危機 #食料備蓄 #輸出規制 #自給率
メモ20221039