日銀も実証実験に着手ということで、金融システムも変革を迎えていきそうです。
中央銀行デジタル通貨(CBDC:Central Bank Digital Currency)の発行をにらんだ動きが加速してきています。
新紙幣が登場と言われる2024年あたりに新たに紙の紙幣がでてくるというのも考えにくいので、ここらへんでリセットがかかりそうです。
中央銀行のデジタル通貨については、国際決済銀行(BIS)の調査で、中銀の9割近くは何らかの形で発行に向けて検討を進めているといいます。
デジタル通貨には盗難がない、銀行口座も必要ない、手数料が少なくて済む、納税がしやすいなどいろいろなメリットがあるとされる一方、お金の流れが筒抜けになり全てデジタル管理されるような感じになります。
また、バーゼル規制の適応が2024年3月から始まっていきます。
なので、新しいデジタル通貨は、この規制に沿った銀行でしか取り扱っていかれないのではないでしょうか・・・。
バーゼル規制は、経営の健全性を維持するため、銀行などに一定比率の自己資本の確保を義務付ける国際ルールとなります。
3メガバンクグループなど国際的に活動する金融機関は、8%以上の自己資本とリスクに応じた上積みが求められるのです。
この規制では金現物はリスクフリーの「中核的自己資本」とされ、安全資産とみなされるのです。
そうして、世界の中央銀行はドルから金へと流れが変わってきています。
各国、金の保有量が増しています。
一方、日本は金を手放しドルの米国債を買うような流れであり、その米国債を手放すなんて到底できない状況です。
今の貨幣には何の裏付けもありませんが、今後は金をはじめとした何かしらの自己資本を確保できる銀行がデジタル通貨を扱うと言った流れで、金本位制に近いような形に変化していきそうです。
過去には、金本位制は崩壊しているので、新金本位制とでもいえるようなコモディティ(食料やエネルギー貴金属などといった)と紐付け通貨の価値を担保していくような流れになっていくのではと思っています。
ロシアや中国は既にその準備段階に入っていますし、アメリカもぬかりがなさそうです。
準備不足は日本だけかもしれません。
新円切り換え後、今までの紙幣は新しくリセットされ、今までの通貨は使用できなくなってしまうかもしれません。
2024年までにそちらの準備もしていきましょう。
私たちが備えるべきは、食料やエネルギー貴金属などシンプルに価値があって生活を担保してくれるものです。
そして支え愛と繋がり愛のコミュニティーがないことにはリセット時を乗り切れないわけです。
#グレートリセット #資産防衛 #預金封鎖 #新円切り換え
メモ 20220851