思いだした言葉は、「恋とは神がそっとあなたの肩に置く指である」 |   心のサプリ (絵のある生活) 

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ララランドを見ました。

これは淀川さんなら、喜ぶに違いない作品です。

私は、二日間で細切れ視聴です。こんな素晴らしい映画を、ちょっともったいのですが、目が悪いので気をつけています。

映画館で見逃しました。

それで、自宅でDVDで見ました。

久々に自分の好みの映画に出会えました。

思いだした言葉は、「恋とは神がそっとあなたの肩に置く指である」^^

何回でも見たくなる自分の好みのシネマに出会えた喜び。

自分だけのツボにはまる映画。最高です。なんせ、

デミアン・チャゼル監督が、映画オタクですから、私のようなオタクな人間には、ガツーンと

脳裏を叩かれた感動ですね。jazzも本格的にやっていたと言いますし、バードと言いますから、おそらくクリント・イーストウッドが作り上げた、「バード」=チャー・パーカーに捧げた幻の映画も見ているはずです。10作以上の映画のオマージュがはめこめられているそうですから。情けないことにまだ「セッション」は見ていません。これからゲオに借りに行く予定です。

特にミュージカルが好きというわけではありませんが、「マイフェアレディ」「ウェストサイドストーリー」「ダンサー・イン・ザ・ダーク 」これは、私の好きなビョークが出ていましたので、それだけで満足です。「プロデューサー」「シェルブールの雨傘」この作品群は大好きでした。

デミアン・チャゼル監督は、映画のあちこちのシーンに自分の好きな映画やjazzのイメージをコラージュして詰め込んでいます。

それもまた映画クレージーの私としては、たまりません。^^

最初の交通渋滞で踊るシーンは、少し、がっかりきて、こりゃあ、つまらんかな。と不安も横切ったのですが、その後、どんどん、引き込まれていきましたよ。

ラストの、ゴズリングが思い描いていた過去のエマ・ストーンとの愛の日々を思い返すシーンが圧巻ですね。子供を身ごもったエマ・ストーンが出てきたときは、ぐっときましたね。またリズム感があり、楽しさととともに、夢を追いかけるたわけ者たちというテーマが、また光ります。

この歌で、泣きました。エマ・ストーンがオーディションで歌うところ。最高です。^^

どうか乾杯を 夢追い人に

たとえ愚かに見えても

どうか乾杯を 心の痛みに

どうか乾杯を やっかいな私たちに

物語は、はっきり言って、ベタベタの恋愛もの。しかもミュージカル。

特に男性ならばあまり見たいとは最初は思わないはず。

ただ、私は、ライアン・ゴズリングの大ファンなのです。

全部は見ていません。

彼の役柄で、「ひたすらに相手に向かっていく恋」のためにじっと耐えて、時には、マフィアにたった一人で、乗り込んでいくような侍のような彼が好きなのです。

それは、この映画でも感じられました。

この映画のワンパターンは、しかし、バカにできません。

最初見終わって、すごいなと、感銘した時に連想したこと。

ナタリー・ウッドとウォーレン・ビューティの「草原の輝き」・・・素晴らしい映画でした。

大好きな人がいて、運命に弄ばれて、最後の最後に、どうしても会いたくて、会いに行くと、その相手は、すでに違う家庭で幸福に暮らしているというワンパターン。これが微妙に、アレンジされてはいますが、基本、踏襲されています。

他にも、連想すると、「シェルブールの雨傘」。ラストシーンが似ています。

あと、「ひまわり」、探して探して、ついに夫を見つけると、違うロシア人と、結婚して子供もいましたね。

あと、「辻が花」。中村登監督でした。岩下志麻が年下の恋人と、辻が花の帯を締めて、三日間の旅に出ます。そして、彼と別れます。

彼は、どうしても彼女に会いたくて、彼女の家まで行くのですが、そこには家族が楽しそうに庭で食事をしていました。・・・

歌で言えば、竹内まりあの「駅」でしょうね。昔愛したあの人と駅で見かけた・・・という非常に哀愁のある「それまでの彼との恋した日々が脳裏に走馬灯のようにめぐりめぐる時間」の歌でした。^^

最初。

トーキー映画のような画面から始まり、あんまり画像が美しいので、撮影した人を調べてみますと、リヌス・サンドグレン

Linus Sandgren監督。スウェーデンの男性。やはり、思ったとうり、古典的なシネマスコープ2.55:1で撮影していました。

どこか、懐かしい、レトロ感を感じたのは私だけでしょうか。^^

 ゴズリングのピアノ。あれも素晴らしかったですね。どこから見ても、彼が弾いています。やはり、調べてみますと、もともと、ピアノを弾きたいと思っていた彼は、これはチャンスと、専門家に習って、三ヶ月でマスターしたそうです。曲も、また、哀愁があり、この映画の物語を盛り上げています。

 「ブラックスワン」でも、ナタリー・ポートマンはものすごい迫力でバレエを踊ったのも、一年間の特訓。

 しかも、そのバレエ・コーチと結婚するというおまけまでつきました。あの映画も感動ですね。

 

 

 

 

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