地下の書庫の整理を日々していると、楽しいことを発見できる。
はなむらえいこ。
小中学生の頃だったか、妹からマーガレットや少女フレンドをとりあげては、見ていた。
なつかしい。
見ているとほのぼのする。
基本、デヴュー前の今は亡き北海道の天才漫画家、岡田史子が西谷祥子のアシスタントをしていて、さらに竹宮恵子を漫画家におしあげた、この 西谷祥子の方が、「マリィルウ」という作品や、「レモンとサクランボ」を書いていて、憧れたものだったし、ある意味、石森章太郎や手塚治虫氏の関連からいえば、西谷詳子の方が深いのだが、はなむらえいこは、私のとっての、大好きな中原淳一の影響をかなり受けているところが好きなのだ。
それに独学だから、偉い。
金子國義という人は、中原淳一のライバルだったと思いますが、中原淳一氏のやや漫画風デフォルメはartではないとか言って、彼はいわゆるart風な画風に戻っていったわけですが、皮肉なことに、現代では圧倒的に中原淳一氏の絵がメディアでは、取り上げられています。(どっちの絵が良いとかそういうくだらないことではなくて、好き嫌いの問題ですが)
金子国義氏の、アトリエの特集なんかを見ても、もう素晴らしすぎて垂涎の画像でしたが、・・・・・
話は少しそれました。
ガラス玉 (サンコミックス)=手塚治虫が絶賛した名作。残念ながら岡田さんは、50代で北海道にて、逝きました。道産子ということで、昔から尊敬しておりました。
西谷祥子さんの漫画も愛読しました。
まだ、少女漫画が世界的になる前、この方がその出発点というか、魁でしょう。
マリイルウ (マーガレットコミックスDIGITAL)
学生たちの道 (白泉社文庫―西谷祥子傑作選)
奈々子の青春 (フラワーコミックス・デラックス)
われら劣等生 (マーガレットコミックス)
ジェシカの世界 (白泉社文庫―西谷祥子傑作選)
レモンとサクランボ (マーガレットコミックスDIGITAL)
四人姉妹 [マーケットプレイス コミックセット]
花びら日記 (フラワーコミックス・デラックス)
花村えい子のハッピーガールズコレクション
かわいい! 少女マンガ・ファッションブック 昭和少女にモードを教えた4人の作家 (立東舎)
私、まんが家になっちゃった!? 漫画家・花村えい子の画業50年
完全復刻版 霧のなかの少女
懐かしい名作の数々。ファンからの圧倒的な指示があり、要望があり、霧の中の少女が、完全復刻となりました。
昔は、少女マンガの目の瞳のきらきらや、目のでかさが、よく批判されたものであるけれども、よく見ると、ある意味、記号のようにも思えて、今やart化さへ感じますね。
輪郭線はない、と豪語したのはダヴィンチですが、漫画は、輪郭線を強調した線画です。これが世界の子供達に支持されたわけですし、また、世界の大人のartistたちにも、影響を与えました。^^
そのはなむらえいこが、故手塚治虫氏の「罪と罰」の解説を書いているのを見つけて興奮しました。
ここにコレクションしておきます。