「楽しいから笑うのではなくて、笑うから楽しくなる。」
この言葉の中にある不思議。
日本人は真面目だからこそ、ここまでの日本の発展と文化があると思ふ。
しかし。
コインの裏表で、それは、ある意味、頭の「硬さ」にも繋がっていく。硬直性。痴呆症。正義病。
ところが。だからこそ そこに挑む人もいる。
仏教作家とも言える稲垣足穂も いつも 冗談のようなことを言う、ロジェ・カイヨワもまた そう。
人間だから遊ぶ。遊ぶことは人間の証。
笑うことは人間の証。
権力者は笑いを恐れる。
ドイツの神秘主義の中にも笑い的な要素ありと聞く。
みんな。
あえて、笑っているような気もする。
笑いには暴力的なパワーあり。
楽しいから笑うのではなくて、笑うから楽しくなる。
この言葉の中にある不思議。←笑うと、180度気持ちが パアーーッと、変わる。
風呂を浴びた時と、全く同じ。「気」がくるり、と変わる。
赤塚不二夫の、「くるり」と回る坊ちゃんのように・・・
「笑い」は日本の糞真面目的な頑固おやじの遺伝子を吹き飛ばす。
「笑う」ことで、この「見える日常の奇跡」で腹一杯になった、自分を、笑い飛ばしてくれる。
笑い飛ばさないと、「この世の見える日常の奇跡」で腹一杯になるの。
サンドイッチマン。
落語家たち。
スタインベルグ。
モノマネの天才たち。
赤塚不二夫。←三島由紀夫が愛した笑い
稲垣足穂のA感覚の幼児性の笑い