いつぞや。林真理子が書いていましたが、「本を書くだけで、食べていける人は、今は、日本では47人だけだ」と言っていました。
絵の世界も、同じでしょう。
小林秀雄氏が、「作家になりたくて、本をたくさん読む。ある日、自分が作家にはなれないと判断して、もう本を読まなくなる・・・そんな人の多いことよ」とニュアンスは違いますが、書いていました。
絵もこれまた同じですね。
絵は描くこと自体がその人にとって楽しいわけで、他人がなんと言おうが、絵で食べれる食べれない、そんなことよりも、絵を楽しむ生活がその人の人生を豊穣にするのだ、と、私は信じでいます。
絵で食べれないから、描かない。そんな人は絵が本当は好きではないのです。
食べることが命の人。
海でサーフィンすることが命の人。
山登りが命の人。
オートバイが命の人。
昨日もテレビでやってましたが、卓球が命の人。
碁や将棋が命の人。
人それぞれですね。
私は小さな頃からみんなと遊ぶよりも、一人で絵を描いたり漫画を描いたりして遊んでいました。
それが私の幸福なんですね。
人の成功は祝福してあげたいですね。
そして、自分のささやかな小さな平凡な絵とjazzの人生に一人で
乾杯です。^^
「僕は持ちたい
家の中に
理解のある妻と
本の間を歩き回る猫と
それなしにはいつの季節もやっていけない友達と」
アポリネールは、
この詩を書いて実現しないまま死んでしまいました。
可哀想です。私は実現しました。感謝です。
フランスに行った時に、ピカソ作のアポリネール像をタクシーで探して探して、やっととある公園のアポリネール像を見つけたのが、26歳。
「また絶対にここに戻ってくる」と決心して、二回目にフランスに42歳の時に、会社の業績が良くてご褒美として行けと。3回目は、55歳で退職後に、フランスに行ってきました。