ラスト・リベンジを見て     ニコラス・ケイジ 人格破壊者的男の魅力 |   心のサプリ (絵のある生活) 

  心のサプリ (絵のある生活) 

画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
至高体験の刻を大切に
絵のある生活 を 広めたいです !!!

 




 

 

 

 



ニコラス・ケイジが好きだ。
だから、彼が出ていれば、どんな映画でも、見る。
本当の阪神ファンや巨人ファンであれば、負け試合でも見るだろうし、負けそうだからテレビのチャンネルを切ったりはしないだろうが・・・
(昨年亡くなったうちの母親は、心臓が悪かったので、よく巨人戦で巨人が負けそうになると、テレビを切ってしまっていたが、・・それは体のことなので関係ないが)


そんなわけで。


昨年の作品。
髪の毛が真っ白な彼が痛ましい感じがする。
難病にかかっていて日々酒に溺れているもとCIA。この設定も彼らしい。


リービング・ラスベガスは素晴らしい映画だった。
ジョン・オブライエンの半自伝小説を原作にマイク・フィギスが映画化した。 ラスベガスを舞台に、脚本家であったアルコール依存症の男性と娼婦のラブストーリー。
ニコラス・ケイジがアカデミー主演男優賞、ゴールデングローブ賞男優賞を受賞した。

 このような退廃的な、物語には、彼はうってつけというか、ぴったり。
 死ぬ迄酒を飲み続ける・・・・・・・自虐的に。

 その後の彼の作品は、けっこうぐっとくる映画が多いのではないだろうか。


ザ・ロック

 

 

The Rock
コン・エアー
Con Air

 

 

フェイス/オフ

 

 


シティ・オブ・エンジェル

 

 


スネーク・アイズ

 

 

 


8mm

 

 

 


・・・・・・・・・・・

なかでも、「ザ・ロック」と「コン・エア」は忘れられないし、その他の作品も、かなりレベルが高い。







 この「ノウイング」も好きな作品だ。
 破天荒なキャラではないけれども。








 昔、私が、学生の頃。
 まだまだ、ガクランという言葉もあり、学生寮には、チェゲバラのボスターが貼っていたし、世の中は、左翼で真っ赤かという時代だったから、映画研究会に在籍していた私は、先輩から、酒を飲むごとに説教される。


 男というものは、大成したいのだったら・・・・・・


 ◎刑務所に入れ
 ◎大病をわずらえ
 ◎女と遊べ


 懐かしい思いだ。


 今の若い男性は、たしかに、美しいし、パランス感覚もあって、気配りもできるし、ファッションにも敏感だ。

 しかしながら。


 だからどうなんだ?と、私は思う。

 だから、なんなんだ?・・・・・・・と。



 人は、歳をとれば、みんな、いずれは丸くなって、バランス感覚がとれてくるもの。
 気配りやら、挨拶やら、人間洞察力やら・・・知識や経験も、豊富になるからだ。



 それなのに。
 女性にばっかり気をつかうだけの人生だったら、せっかく男に生まれて来た意味がないのではないか・・・??


 若い頃は、もっと、つっぱってもいいんではないだろうか???





三島由紀夫が、書いているが、もともと、男は女にはかなわない。
 
 忍耐力・気配り・こつこつ・ふんばる力・体力・直感力・自然との共生力・頭脳・なにをとっても、男性は女性には、かなわないと、書いている。


 ただ、男は、ふたつだけ、女に、勝てるものがあって、それは、筋肉力と、抽象能力だと。


 抽象能力というのは、ある意味、ひとつのことにこだわり続ける事だろう。マニアックに。
(数学者や、理科系の分野にも、女子の分布はかなり少ないのではないだろうか。)


 だから、昔から、なにをやらせても、徹底的にやるのは、男。 ナンバー1は、どこの分野でも、男が多いと言われる所以。
  (これを逆に言うと、男は、少数の、ベスト1のグループと、下位の多数グループにわかれる傾向にあり、女は、真ん中より上にかけてのところに、多数分布するこということかも)
 


 というわけで。


 この「ラスト・リベンジ」。


 彼の、人格破壊者的な魅力が、存分にはでている。
 男の魅力とでもいおうか。くさすぎるほどの。

 しかし、「マイ・リターン」のロバート・デニーロのような、涙をふく女性にいつも胸にハンカチを忘れないそういう「優しさジェントルマン」的魅力ではなく。




 だから、ラストシーンなんかを見て、評論家がかなりきびしい文句を言っているらしいけれども、彼の現実面においての、バカげた、金銭にだらしのない、酒に溺れた、非常識な彼の現実とが、この「ラスト・リベンジ」のヒロインとダブるのは、効果的だ。


  
  この世の現実は、やはり、みな、こつこつと、バランスを目指して生きて行くわけだから、
 このような、狂ったような世界をたまに、映画で見ては、人間の本能的な、真に魅惑的な男とはなんだろうかということを考える時間を持っても、悪くはない。



  ニコラス・ケイジは、好き嫌いは、ともかく、そんな、男について考える時間をくれるのだ。



  
 「リービング・ラスベガス」をまたしっかり見てみよう。





















◎資料
趣味[編集]
非常に車好きで、フェラーリの現行車種を全車種(限定車のエンツォ等含む)所有している。また、イランのモハンマド・レザー・パフラヴィー元国王が所有していたランボルギーニを所有していたこともある。
アメリカンコミック好きでも知られ、自身の芸名は元より、息子にまでアメコミキャラクターの名を付けるほどである(カルエルはスーパーマンの本名)。彼のコミックコレクションをオークションにかけた際に出品された400品目の中には、『アクションコミック』1号や『ウィズコミック』1号、『ディテクティブコミック』38号、『オールスターコミック』3号等のレアアイテムが目白押しで、総落札額は160万ドルに達した。また、日本の成年コミックに並々ならぬ興味を示しており、「論ずるに値する」と述べている[5]。
しかし一方で、「15歳の頃からコミックは読んでいない」と、コミックオタクという印象を否定する発言がある[6]。
また、カルト映画も好きで、同じ趣味のラモーンズのリーダー、ジョーイ・ラモーンとは親友だった。そのため、ケイジは彼が好きだったカルト映画『ウィッカーマン』を自費で2006年にリメイクし、ラストに「ジョーイ・ラモーンに捧ぐ」とクレジットした。しかしそのため、ラジー賞主演男優部門をはじめ5部門にノミネートされる結果となった[7]。
ガレージキットのコレクターでもあり、まんだらけを過去4回訪れている。その度に段ボール数箱分の買い物をするため、ニコラスが来た日は売り上げが跳ね上がるという。過去一番大きな買い物は、高さ1.5メートルのガメラ(40万円)[8]。