まとめて、25枚の油彩を購入してくれた奥様 |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
至高体験の刻を大切に
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絵を好きな時間に好きなだけ描くことができるようになったのは、この5年間。2年目に、まとめて、25枚の油彩を購入してくれた奥様。ものすごく応援してくれました。感謝しても仕切れないくらいの応援でした。

おかげで、3年間くらいは働かずに、絵に没頭できたのは彼女のおかげです。

私もただの人間ですから、励まされると頑張れます。

部下の知り合いだった二紀の宮田 翁輔先生に何枚か絵を持って行って見てもらったことがあります。「あなたは何か持ってるよ、」と言われた時にもすごくやる気になったものです。それがお世辞でもです。

39才の時ですから仕事が朝の7時から真夜中まで・・・・絵は月に二回の日に描くだけしかできませんでした。
それでも100号を真夜中まで描いて、6枚、続けて新世紀展示会に入選しました。ただ、個人的に私は公募展は自分には全く合わないなと、考えて独学にしました。あのヒエラルキーが嫌なんです。何で、絵に先生とか、会員とか、・・・・
まああれが楽しみでやっている人もいると思いまから、あくまでも個人的な私の意見です。

賞なんて、批評家の個人的な好み。審査員の好みですから。
落ちる人ほど、人と違うものを持っているんですよ。
みんなが賛成するような絵なんて、ただテクニックが上手いだけです。

岡本太郎も横尾忠則も、確か私の曖昧な記憶では、画廊がつかなったらしいですから。要するに、売れない絵なんですね。実験、実験、実験ですから。マイルスのように常に新しいものを求めていましたし。私はこの二人の絵は、原宿ラフォーレの個展も見ましたし、太郎の家が青山の本部のすぐ隣でしたから、根津美術館と太郎の家の隣を庭の彫刻を見ながら帰宅するのが楽しみでした。

だから、画廊に関しても疑問を常に持っています。本当に画家さんを育てているんだろうかと。商売は商売で良いと思うのです。当然のこと。しかしながら。利益しか考えていない、画廊はどうなんでしょうか。

・・・・・・・・・

でも、クロッキーとデッサンだけは、好きで、30才を過ぎてからずっと、新宿と渋谷の鷹美、に、暇があれば、行きました。

懐かしい。
パッション。
仕事にまみれた汗を裸婦をクロッキーすることで一息つけるような感じがした。
戦いなんですがリラックスもできたような。
外へ出れば、七人の敵がいる、と男には心はあまり許さなかったような記憶があるけれど。
女性には母に甘えるようにしてきたような。

今この歳になると、男女も何もなくて、人間動物、みんなに感謝ができるようになってきたような気がする。

そのクロッキーとデッサンの紙が高さが、二メートル。
まだまだ、死ぬまで書かないと。
私は完成は嫌いです。未完成のまま。
あからさまな絵のスタイルを嫌悪します。

それを今、デジタルに移行しているのですが、時間がなかなか取れずに、サックスに書庫整理に、漫画に絵画。猫に介護父ですから。

でも、少しずつ。

古いクロッキーは今見てみると、またまた、ヒントももらえます。今はcomicの線が一番興味がありますが、あれこれ、チャレンジをしてきた足跡。

モデルさんが休んでいるときに、漫画と落書き。
これがまた楽しい。^^

そうです。私の人生の目標は石森章太郎先生から学んだ龍神沼の精神。

落書きで、起承転結。物語。これまでにない絵とアイデアで、たった一人で映画を作るようなそれが、小さな頃からの夢なのです。

みんなからできるわけない。
バカにされます。
無理むりと言われます。

^^

まあ、何回も淀川さんの言葉をここで。
人間が生きるということはどういうことかといつも考える。すると死ぬことだということに帰着する。死ぬとわかれば今日この一日を十分に生きねば損だと思う。淀川長治。

結果は結果。