20年前のある日。 成人式の日。東京大雪の思い出。 |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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岩見沢市マイナス6度。夜マイナス9度。二回目の散歩完了。
月が久々に出ていて、怪しく、美しい刻をくれました。^^

東京は数センチ雪が降ったと騒いでいる。
でも、私もそれだけでも、どんなに交通網が麻痺するかよく知っているので、懐かしくなった。

20年前のある日。
成人式の日。

朝は五時から全員集合して、着付けの準備や、成人式の写真を撮ったり、着物屋にとっては、忙しい日です。

それまではほとんど雪なんか降らなかったのですが、この日は、大雪でした。
で、お客様に電話してブーツに着物を履くように提案。お客様は若くて、みんなおしゃれなので、バチッと決めてくれました。^^

それで、昼までには全員のお客様に対応して、ようやく、ほっ。
食事などを社員も交代でとるようになったのですが。
予報で雪がさらにひどくなり、交通網が、麻痺する可能性ありと。

社員の中で、歩いて帰宅できる人や、近くの人を残ってもらい、一時間以上かかる人だけを先に帰宅させました。
私も一番遠くから、浮間舟渡から立川まで通っていたので、五時頃に上がらせてもらいました。

列車に乗り込み、中野に着いた頃。あともう少しで、新宿で乗り換えて、埼京線で、家に帰れるな、と思ったら、急停車。アナウンスで、「少し様子を見ます。列車の外には出ないでください」との声。

結果的に、なんと、「どうせすぐに動くさ」と、ざわざわしていた車内。次第に焦りの色。三時間くらいストップしてから、携帯で家に連絡するもの、ドアが開くようになり、トイレに行ったり、床に座り込んだり。

・・・・・・・

結局。動き始めたのが、電気系統の故障とかもう忘れましたが、なんと、真夜中の四時。つり革につかまってみんな寝ていました。^^

新宿からまた麻痺が続いていたので。タクシー。帰宅すると、五時。そして、二時間寝て、また会社に出発したという、笑える懐かしい成人式でした。

今、話題のあの詐欺の呉服屋。社長は逃げているみたいですね。
全くひどい話です。

翌日、着付けの御礼やら成人式の話などなど、楽しき会話が、店に遊びにきた女性たちの間でかわされました。^^楽しい時間でした。

店では、コーヒーやらお茶やら、ルイボスティーやら、10種類くらいの茶を用意していました。私の先輩は、入社した頃は、茶は着物を汚すので、出すな、と叱られましたが、時代は変化します。

私は、以前の会社で、初めて茶を出すことをあえてやりました。普通に考えれば、高級な着物などが簡単に売れるはずもなく、まずは、人間関係づくりから入るわけですから。

20年前。店長として、必死で頑張り、翌年に二位、翌々年に、日本で一位の成績を残すことができ、思い出の店となりました。
(二回目のフランスの旅も、プレゼントされましたが、部下に譲って、仕事に専念しました。それだけ気持ちが張り詰めていたのです。遊んだら数字が落ちるという恐怖で。・・・ははははは。)

・・・・・・・・・・・・・

というわけで。^^

思い出に浸りつつ、今日もまた、いつもと同じように、普通の日々。
お天道様に感謝。

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