フランス人・イタリア人の食べることに対する姿勢 |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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フランス人・イタリア人の食べることに対する姿勢は素晴らしいものがあります。ラテン系だからかな。^^

映画でも、トスカーナや、プロヴァンスの料理についての映画はたくさんあります。ちょっと有名なのでは、「食べて 祈って 愛して」確か、エリザベス・ギルバート。あとは、思い出せないのですが、・・・・えっと、「トスカーナの休日」ダイアン・レインの演技もよかったです。 

 

 

 

 

 

 

ゴールデングローブ賞 主演女優賞ノミネートされていますし。^^ その他、「プロヴァンスの贈りもの」もありました。「南仏プロヴァンスの家庭料理ノート」パトリス ジュリアンも面白い、料理についての洞察が見事でした。

人生、食べる愉しみは大事だと思いますね。

 私の母は、食べることが大好きでした。
 ですので、夕飯が楽しみでした。
 写真はほぼ、帰郷してから、全て、撮ってあります。

88歳で、なくなりました。

この写真は、
母親が83歳の時の夕飯を写したものですので、料理作るのも「戦い」の様相を呈していました。

 どんなに疲れていても、台所に、立ちました。
 死ぬ、三ヶ月前まで、台所に立って、料理をしていました。

 その記録の一枚です。

 料理を作り終わると、ああ疲れたっと言って長椅子の上にバタンキューと倒れて、タバコを一服。シンセイを吸ってました。

 83歳のその頃。
 そういう姿を見ているうちに今のうちに記録しておかないと、今に、作ってくれなくなりそうな感じがしたんですね。料理と言っても30.40代の専業主婦の方のような手のこんだ料理もありませんし、皿に凝ったり、流行の素材も出てきはしませんが、とにかく、フツウなんです。笑い。このフツウを写真で残そうと思った次第です。
 いづれ私一人になったときに、料理の全記録見ながら、母の料理をなつかしむというのもいいんじゃないでしょうかね。
 そう思いました。

手前の刺身は、ふくらぎ、ですね。「コズクラ」→「ふくらぎ」→「ハマチ」→「ブリ」 と成長にしたがって呼名が変わっていくことから、出世魚といわれます。冬季には「寒ぶり」といって美味ですね。このふくらぎのとろんとした柔らかさが絶妙なんですヨ。個人的にはブリの方が好きですが。笑い。富山でもこのふくらぎは、よく料理されるようですね。やまかけと合うらしいですが、こんどチャレンジしてみたいです。

後ろには庭で採れた野菜と、「真鯛のホッペ」です。葛と一緒に真鯛のオトシを煮込んだものですね。葛のところてんのような味わいが、ワインにも焼酎にも合いますね。日本酒でもいけるでしょう。

右が黒豚のシュウマイです。でも出来合いものでも専門の店でつくってるものらしいですが、ぎっしり肉のうまみが詰まっていましたね。

 北海道の一番良いところは食べ物の自給率が100パーセントを超えているところです。肉も野菜もすべて、近くの農家から出荷されていますので、毎日の食にこだわり続けていけば、外食するよりも大幅に食事代を節約もできますし、食の愉しみを味わうことができる、まあそれが田舎の利点しょう。

 結局。
 心臓が悪かったので、88歳の時に、水がたまり、入院したのですが、病院は今や、流れ作業的なシステム重視の病院も多いので、二週間入院しただけで、足で、立てなくなっていました。

 どうしようもない、私はドラ息子でしたが、最後の最後の日。

 朝から、私の味噌汁と、おじやを食べてくれました。
昼は、いちごジャムのパンを一切れ、美味い、と言ってくれしまた。

 それから二時間後に、眠るようにして、逝きました。

料理の写真を見るたびに、俺も、母のような美味い料理を作れるようになりたいと、いつも母のことを、思い出します。^^

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