漫画家は過酷だ |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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 まんがは、昔、インテリの描くものではなかったと思う。
 手塚治虫氏のように医者で漫画家というのは珍しい。
 石森章太郎など、トキワ荘連中は皆高卒中卒で、集まっている。
 だから、無意識の発露が、インテリの書くものよりも、自然で、露骨で、シンプルで、
 そこには無意識のワンパターンに素直で、子供達が共感できたのだ。


 個人的には、漫画家の初期のものから中期は好きでも、後半、妙に知識をばらまくようになって、作品がつまらなくなってきたということも多い。


  いまや、マンガで、学生が歴史などを学ぶ時代だから、そのようなマンガがあっても良いと思うけれども、小説の真似をしてもつまらないと思う。



  マンガのすごいところは、たったひとりで、アイデアから、シナリオ、絵コンテ、カメラ、照明、物語、などなど、すべてやれるところ。

   だから、すこしくらい、絵が下手だろうが、読者に好感をもたれる絵であれば、ヒットするし、映画になれば、あらゆる分野の一流の人達が、よってたかって、素晴らしい映画にしてくれる。・・・・・・・・・


   でも、最初にこの世にその物語と絵の世界を誕生させたのは、漫画家なのだ。





  それにしては、漫画家は過酷だ。
  昔は、原稿料一枚1000円もらっている漫画家はひとにぎり。


  描いても描いても、徹夜しても徹夜しても、食えない。



  今でも、大ヒットを飛ばした漫画家以外は、地味な生活をしている。


  あれだけの、原稿のコマを埋めていくのは大変だ。
  比較すれば、作家の原稿の400字など屁みたいなものだと思う。


  漫画家になれないから、しょうがないから、作家になったという人もたくさんいる。


  記憶違いもあるかもしれないが、
  小松左京。
  筒井康隆。
  荒俣宏。
  京極夏彦。


  もっと漫画家に、良き原稿料を!!!!!!


 

アンダーカレント アフタヌーンKCDX/講談社

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  この豊田徹也。天才のひとり。


  確か、この作品を書いたあと、この作品だけでは食べて行けないということで、工場にもどった彼。

  頑張ってもらいたい漫画家のひとり。応援している。



  谷口ジローよりは好きだ。






◎資料
幼少時代から漫画を書く事が好きで、小学校低学年時代は「デビルマン」、高学年時は「こち亀」「ルパン三世」などをリスペクトした漫画を描いていた。 1989年、アフタヌーン四季賞夏のコンテストにて「のら犬のいない街に住みたくない」が準入選を受賞するもデビューにいたらず。長らく作品を発表しなかったが、2003年、経済的に困窮していた折、買い取ってもらう目的で描き上げた「ゴーグル」で、アフタヌーン四季賞夏のコンテストの四季大賞を受賞しデビューする。虐待のために心を閉ざした少女と無職の青年との交流を描いた同作は、審査員の谷口ジローから「ほとんど完璧な作品だ。読んでいてドキドキした。周囲に漫画関係者や漫画家がいない状況で、独学でここまで表現力を高めた作者には敬意を表する。今回は全体的にレベルが高かったが、読み終わったとき、大賞はこの作品だと確信した。」と絶賛を受けた。
2004年10月より一年間にわたり作品「アンダーカレント」を『月刊アフタヌーン』にて連載。その静謐な表現がマンガ評論家をはじめ一部で高く評価された。本作は2009年1月29日から2月1日までフランス・アングレームで開催される 「アングレーム国際漫画祭(Festival international de la bande dessinée d'Angoulême)」に、2009年度オフィシャルセレクションの一つとして出展され(他の作品は「La Force des humbles」(平田弘史)、「神の雫」(原作亜樹直、作画オキモト・シュウ)、「闇金ウシジマくん」(真鍋昌平)、「顔泥棒」(伊藤潤二))、ほぼ同時期にフランス語訳されたものが発売された。さらに2009年、パリ郊外で開催されたJapan Expoにおいて第3回ACBDアジア賞を受賞。フランスのマンガ批評家らから「極めて日本的な背景と普遍的なテーマを同時に描いている」と評された。
「アンダーカレント」の連載終了時に「工場で働く」との言葉を残したのち、作品の発表が一時途絶える。その後、2006年12月25日発行の「彷書月刊(特集:みんなでふるほんまんが)」に2ページの書き下ろしを発表。さらに2007年末の『月刊アフタヌーン』にて読みきり短編「スライダー」を発表した。
2008年、オムニバス形式の作品「珈琲時間」の連載を『月刊アフタヌーン』同年7月号より開始。2009年11月号にて連載終了。
2014年12月7日発売の『good!アフタヌーン』2015年1月号(講談社)に、漆原友紀「蟲師」をさまざまな作家が描くトリビュート企画「蟲師外譚」の一話として、設定を現代に置いた中編「影踏み」が掲載された(単行本「蟲師外譚集」に収載)。
作品リスト[編集]
「ゴーグル」(講談社『月刊アフタヌーン』2003年9月号)
「アンダーカレント」(『月刊アフタヌーン』2004年10月号~2005年1月号・3月号~6月号・8月号~10月号)
本書名が表記される際に「アンダー・カレント」と二語に分かち書きされることがあるが、「アンダーカレント(undercurrent)」で一語である(意味は「下層の水流、底流、暗流」)。
「古書月の屋買取行」(『彷書月刊』2007年1月号)
「スライダー」(『月刊アフタヌーン』2008年1月号)
「珈琲時間」(読みは「コーヒーじかん」、『月刊アフタヌーン』2008年7月号~2009年11月号、全17回)
「ミスター・ボージャングル」(『月刊アフタヌーン』2011年4月号)
「とんかつ」(『月刊アフタヌーン』2012年10月号)
「海を見に行く」(『月刊アフタヌーン』2012年11月号)
「影踏み」(『good!アフタヌーン』2015年1月号)