なにかで自分を激しく削られた感じがした |   心のサプリ (絵のある生活) 

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画家KIYOTOの病的記録・備忘録ブログ
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中国新聞網は30日、「華人女性が東京で交通事故死、日本の民衆が供養」と題した記事を掲載した。記事は、24日夜に東京・池袋で脱法ハーブを吸った男が運転する車が暴走し、30歳の中国人女性を死亡させた事故を伝えた上で、事故現場には多くの献花が供えられ、大勢の通行人が手を合わせていると報じている。中国のネット上では、この事故をきっかけに、日本人の習慣や素養に関する議論が活発に交わされている。

そんな中、あるネットユーザーが最近、自身のブログに、日本人についての自らの経験を紹介する文章を掲載した。

このユーザーは、「日本のことをたくさん知っているわけではないが、日本企業で働いた経験や日本を何度か訪れた経験からみて、確かに日本民族には我々が恥ずかしさを感じるような点が多い」と、日本でのエピソードを3つ紹介した。

1つ目は、日本で留学生の友人と外食したときの話。自分の不注意でグラスを割ってしまったところ、急いで駆け付けた店員は弁償の話を持ちだすどころか「申し訳ありません」と謝ってきたという。

2つ目は、日本人顧客が夫婦でごちそうしてくれたときのこと。従業員が料理を運んでくるたびに「ありがとうございます」と敬語を使って謝意を示していたことに驚いた。しかも、店員までもが「お待たせして申し訳ありません」と低姿勢だったことにもびっくりしたという。

そして3つ目は、日本のスーパーマーケットを視察したときのこと。店を出て駐車場を歩いていたところ、後方から上司に「車を通してあげて」と声をかけられたので振り向くと、自分の後を車がクラクションも鳴らさずにゆっくりと進んでいたのを見つけたという。

ユーザーはさらに、日本ではなく上海であった出来事を紹介する。あるスーパーマーケットで1歳の娘と買い物をしていると、娘がおやつ売り場の商品をいじってしまった。そのまま立ち去ろうとしたところ、日本人の母子がやってきて、5歳くらいの男の子が娘がいじった商品をきれいに並べ始めたではないか。ユーザーはその時の思いを「なにかで自分を激しく削られた感じがした」と振り返った。

そして最後に、「中華民族には悪習を捨てて、他人から良い点を学ぶ気概があると思う」とするとともに、絶えず変化が生じているなかで自分自身が行動を起こすことが大事なのだと締めくくった。

(編集翻訳 城山俊樹)