いったい、歌や曲を聞いて、涙するということはどういうこうなんだろうか?
たとえば、リストのものすごくむずかしい曲を弾いているいわばプロの人の演奏を聞いていも、涙は出ないし、感銘もさほどうけないのに・・・。
台湾の林育群君の歌う、この宇多田ヒカルは、「せつなさ」みたいなものがたしかに、伝わってくる。あまりよくは知らないがモノマネ歌手だという。台湾人が日本人以上に日本人ということも感じ入る。
不思議だと思う。
フジコ・ヘミングも言っていたが、演奏がうまいだけならば、私より上手いひとはたくさんいる。
技巧+アルファというところなんでしょう。
このプラスアルファは、日々の暮らしのなかや、創作活動やらの、失敗やら成功やら、失恋やら、さまざまなるまさにBlood, Sweat, And Tearsのなせるわざなのでしょうね。