私は、どうして、橋本発言の本質を、自民党や、その他の識者が、しっかりとほんとうのことを言っていると応援しないのか、ずっとこのところ、ブログなどに書いて、不思議に思っていましたが、ついに、応援がでてきましたね。
言うべきは言う。
これからの時代のひとつのあり方です。
選挙のためだけに、口をとざす、情けない自民党のみなさん。
その結果は、裏目にでますよ。
国民、サイレント・マジョリティ(物言わぬ多数派)のみなさんは、しっかりと見ていますよ。
ノイジー・マイノリティ「声高な少数派」の、ただ反日という声を張り上げれば勝ちという、対応は、
なんの効果もないということをここでしっかり書いておきます。
敬愛する小林秀雄氏も、議論というのは、大声で叫ぶものの論がいつも正しいというわけではないと
はっきり書いています。
冷静に、しかし、スピーディに政府は対応してもらいたいものです。
橋下徹大阪市長の発言から始まった今回の「慰安婦騒動」、朝日新聞はもちろん、大メディアが腰が引けているなかで、唯一、堂々の論陣を張ったのが『週刊ポスト』(5・31)の小林よしのりさん。
【ネットろんだん】橋下慰安婦発言 囲み取材拒否と撤回が示すもの
「おためごかしメディアと腰抜け政治家の欺瞞を撃つ!『あえて問う、従軍慰安婦は必要だった』」
サブタイトルが「歴史問題を現代の倫理感覚で語ることの愚かしさよ」。
〈橋下徹は、まるで「王様は裸だ」と叫んでしまった子供のようである。どんな反応が起きるのかまったく考えず、愚直に“本当の話”をし始めている〉
と書き出し、〈橋下発言は、何ら間違っていない〉と断言。「強制連行」「従軍」に関しては〈議論はとっくに決着している〉。
まさに正論。まったく小林さんの言うとおりで、今は韓国側のロビー活動によって慰安婦が「性奴隷」とされているのだ。
小林さんは安倍政権の弱腰も批判、その上で、この状況を打破するには方法は2つしかないと。
〈1つは中央突破で、安倍晋三・首相が橋下発言を受けてアメリカに対して同様の宣言をすること。もう1つは、韓国と同じようにお金と人員をかけて地道にロビー活動を展開すること〉
『WiLL』7月号(本日発売)で渡部昇一さんもひとつの有効な提案をされているので、ぜひお読みいただきたい。
元慰安婦面会ドタキャン、橋下氏「残念」
『週刊新潮』(5月30日号)、櫻井よしこさんの連載コラム拡大版「橋下市長『慰安婦発言』の是非を論じる」では〈韓国人の側から慰安婦制度についての真実を明かす研究が発表されつつある〉と実例を紹介している。
要は日本側がきちんと発信し続けることだ。
『ニューズウィーク日本版』(5・28)の特集「韓国の自滅外交 歴史問題を口実に日本外しを目論む韓国『近視眼外交』の末路」はぜひ朴槿恵大統領にも読ませたい。
(『WiLL』編集長)