山中伸弥さんが喜びの会見「感謝したい人の名前だけで本になる」 |   心のサプリ (絵のある生活) 

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自分ひとりで、なしとげたことではない。
 すべてのことは、実は、蔭の蔭で、しずかに、つながっています。
 そのことに気がついた人だけが、吐ける言葉ですね。








「まさに身に余る光栄」。山中伸弥さん(50)は30日午前、自身が所長を務める京都大iPS細胞研究所で記者会見。ノーベル賞に続く栄誉にも「他の受章者の方々は人生の大先輩。私は50歳だが大先輩に負けない人間になれるよう、今後の人生を頑張っていきたい」と控えめに喜びを語った。

 とりわけ、iPS細胞研究を本格的に始めた奈良先端科学技術大学院大に着任した際に学長だった山田康之さん(81)も受章が決まったことについて「研究の場を与えてくれ、多くのご助言、ご支援をいただいた。同じ機会に受章できるのは望外の幸せ」と話した。

 ノーベル賞受賞決定時の会見でも「一言でいえば『感謝』しかない」と話していた山中さんは、この日も「感謝したい人を挙げたら、それだけで何冊も本が書ける」。

 理化学研究所(神戸市)の高橋政代プロジェクトリーダーが、iPS細胞を使った網膜治療の臨床研究をセンター内の倫理委員会に申請し、実施に向けた手続きが始まるなど、iPS細胞を巡る動きは加速している。

 山中さんもノーベル賞受賞決定後、「難病の方を治すのが幹細胞学者の共通の目的」と、iPS細胞の臨床応用に向け改めて決意を固めたという。

 多忙な日々の中でも研究活動に充てる時間を捻出するため、趣味のマラソンを封印していることを明かした。心身の健康を保つため軽い運動は続けているが、「先日も完璧に変装したつもりでしたが、5分でバレまして…」と述べ、笑いを誘った。

 12月に行われるノーベル賞授賞式の関連行事中には「パソコンを持ち込んで、論文を執筆するつもり」。すでに「次」を目指して走り続けている。