遺伝子は祈りの声を聞く |   心のサプリ (絵のある生活) 

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人は何のために「祈る」のか 生命の遺伝子はその声を聴いている (祥伝社黄金文庫)/村上 和雄

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アメリカ建国の父フランクリンは、教会へ行かなかったのでよく咎められた。
その時に、こう言ったそうである。
「いつも家で祈っているから」と。

 私は小さな頃に、友だちと、その母親が信仰していたキリスト教会に無理矢理に行かされた。^^

 いまでも、その神父さんの顔や祈った姿は忘れられない。


 天にましますわれらの神よ・・ではじまる、その祈りの呪文。

 この祈りは、形は何でも良いのだと思う。


 風呂のなかで、蒲団のなかで、目をつむって、ただひたすらに念ずるだけでも祈りと同じ効果があるのだと思う。


 強い期待と願望。


  深海のタコの一種も、まわりの海藻と非常によく似た体に変容して、外敵から身を守っている。
 虫や昆虫の擬態も、まわりの植物とよく似た樹々、葉などの色や形に体のそれらを似せて、外敵から自分を守っている。


  虫や、昆虫、海の生物でさへそうなのであるからして、人間もまた、そのような能力がない筈はない。

  ないと思っている人は、近代の科学精神の悪い部分に頭をやられて、人間が自然に持っている五感や六感、遺伝子変容能力を忘れているから、いつも苦悶するのかもしれない。

 人間の頭の知識やら、データーなどというものは、巨大な宇宙と比較すればまだまだ、力がないものだということか。



 祈りはそれに比べると、右脳=直感=感情などに作用して、劇的な変化を人間精神やら魂やら肉体やらに、変容を起こさせると思う。


 この本にも書かれているが、七歳で白血病になった少年、薬の副作用か、白質脳症にもなってしまう。
 かれが、大好きだったレッドソックスのステイプル選手がこの少年のうわさをききつけ、病院で、「次の試合で必ずヒットをうつ」と約束してくれる。


 ステイプル選手は見事ヒットをうち、少年との約束を守った。

 すると、不思議なことに、それから少年の症状はみるみる回復して、五年後にはまったく普通の少年にもどれたとある。



 このエピソードなども、やはり、少年が、良い意味で信じやすい明るい心=精神=祈る心を持っていたということであろう。


 信じた人が自分のためにヒットを打ってくれたという劇的なリアルが、体のなかの遺伝子のスウッチをオンにしたと思う。


 最後に、自然とその一部である人間の体との相似率をこの本から抜いてここに備忘録しておこう。
 いつか何かのヒントになるかもしれない。


 黄道十二宮。星占いの本質。


 春分の日、太陽からもっとも近い星座が次の星座にうつりかわるのに、2160年かかる。
 12の星座が全部うつりかわるのに、2160×12=25920年=プラトン年。


  このマクロの数字。
  ミクロの数字との相似、関連を見ると。


 健康な人間の一分間の呼吸数18とすると、18×60×24時間=25920回。

  奇しくも同じになる。


 さらにこの太陽からもっとも近い星座が次の星座にうつりかわるのに、2160年かかるというのは、ひとつの星座の人間に対する影響年。
 それは、人の呼吸の25920回を12でわると、2160になる。

  これまた同じ。

  二時間の呼吸数である。


  確かに、睡眠も二時間がひとつの単位になっているような気もするし、人にとっての、二時間というのは何か意味がある数値なのかもしれない。