仕事が一段落。
音楽にて涙。
ラフマニノフの記録を見ていて彼も波瀾万丈の人生をおくった事を知る。
コンサートの失敗にて自信喪失したばかりだというのに、名作家トルストイにもけなされてさらにまた自信を失う。
精神科医のアドバイス・暗示療法により次第に回復とあるが、この時代から精神カウンセラーみたいな人がいたんだと驚く。
そこで「ヴォカリーズ」とあの真央ちゃんの昨年のBGM「鐘」を作曲し、名声を獲得する。
このユーチューブのコメントにこんな意見がある。
「彼女を見ていると涙が勝手に溢れてきます。
日本人が大切にしてきた正しい優しさ、強さを感じます。」
これは実に的を得た意見だと感心してしまう。
自分の理想のフィギアをとことんまで誠実につきつめる人間の迫力が垣間見えるからだ。
それこそが美なのかもしれない。
今思えば、この「鐘」ラフマニノフもまた彼女のその「厳しさ」「追求」の心を表現するには最高の音楽だったのかもしれない。
今の体重がさらに5キロ落ちた彼女の妖精のような「軽み」のリストの「愛の夢」とは対照的で、人間にはいろいろな面があるんだなあと感心。
そして、その真央ちゃんの表現力にはある意味芸術家と同じ素質を感じるのは私だけだろうか?
年末は、第九ばかり聞いていた。クリスマスは、アヴェ・マリア。
東北大地震だけではなく、私は戦争で命を犠牲にした若者達のことを忘れはしない。
彼らの命の犠牲の上に、今のわたしたちの生活が積み上げられている。
国家権力が戦争で彼らを利用したのだという卑劣な意見もあるが、国が良いか悪いか、戦争が良いか悪いかとか関係なしに、とにかく彼らは自分のまわりにいる人達・彼女・子供・家族のために自分の身を究極の判断の後に、逃げることもなく、戦地に赴いたのであり、もしも、彼らが嫌々戦地に赴いた思っている私たちの心を彼らが知ったら嘆き悲しむかもしれない。
ラフマニノフの「ヴォカリーズ」検索していたら、こんな「ヴォカリーズ」を発見。
坂の上の雲は実に素晴らしい小説だ。
テレビでたくさんの人が見てさらに小説をも読むことを期待する。