【シリコンバレー=田中暁人】インターネット検索最大手の米グーグルは12日、バイオ医薬品大手ジェネンテック元最高経営責任者(CEO)のアーサー・レビンソン氏がグーグル取締役を辞任したと発表した。
レビンソン氏はアップル取締役も務める。グーグルとアップルの取締役兼任については、米連邦取引委員会(FTC)が独禁法上の問題がないかを調査していた。
米国の独禁法は競合関係にある2社の取締役に参加し、市場競争を阻むのを禁じている。グーグルのエリック・シュミットCEOも今夏にアップル取締役を辞任した。レビンソン氏がグーグル取締役を辞任することで、グーグルとアップルの取締役を兼任する役員はいなくなる。
レビンソン氏は2004年からグーグル取締役を務めてきた。シュミット氏は同日、レビンソン氏について「グーグルを成功に導いた一員」とコメントしたが、辞任理由は明らかにしなかった。
アップルのニュースには敏感です。
グーグルのコンセプトはなかなかですしね。