「約束」というショーケンのDVDはないのかと、探していたが、やはりビデオしかなく、そのビデオもヤフオクなどで探すと、一本が5000円もする。驚いた。
特に彼が好きでもないのだが、「約束」の映画は忘れる事が出来ない。
18歳の時に見たから鮮烈なる印象なんだろうが、あのようなフランス・ヌーベルバーグのような日本映画が
昔はあったんだということを今の若者が見たらびっくりするだろうな。
オダギリジョーもいいかもしれないが、若い頃のショーケンはむちゃくちゃ格好良かった。
テンプターズのLPもどういうわけか二枚も持っている。
あのどうしょうもない不良性がよかったな。
昔は不良が少なかったからみんな憧れたけど、今みたいにほとんどが不良だと、高校生も大変だとおもうな。
男性タレントが事務所が不良出身とか書いたためにいいがかりをつけられてそのタレントのブログが炎上したのは昨年でしたか。
漫画も今や、殺人に暴力にレイプみたいなものばかりで、昔の少年サンデーやマガジンやキングの、おおらかで、血肉が沸き踊るような漫画はなくなりました。
手塚のブラックジャックあたりで終わったんでしょうネ。
今の漫画家でなんとかまともなのは浦沢直樹さんぐらいなもんでしょう。
あとは宣伝と、ヘタウマと、ガロ風の奇抜路線で書いているだけの一発屋ばかり。
金儲けだけだから、続けて苦しい創作を続けて漫画を一生書こうという者はいない。
だから、30代で朝から麻薬を飲みビールづけ、昼はコカイン、夜は睡眠薬。
星の数ほどの女優とつきあい、57歳にもなって暴露本を書き、瀬戸内さんに励まされて全国を歩き回る
ショーケンの駄目さ加減は、逆にそのハチャメチャなくだらなさと女から総スカンを喰っている彼の
ぶざまな生き様は、救いようがないぶん何か男として惹かれます。
男ってこんな自由気ままに、女と遊んで、かっこばかりつけて、皆から尊敬もされず、ただひたすら、
テンションあげて映画にでて、歌うたって、離婚ばかり。
あげくの果ては、暴露本で金儲け。
誰に迷惑かけようがしったこっちゃない。
うーん。気になるやつだな。