夜は踊り一家ささふる女性徒の授業うとうと居眠りて過ぐ 筏井嘉一
村上春樹の「雨宿り」。昔、性交が山火事のように無料だったことがあった。
金を払って女と性交しないのはまっとうな男の条件である・・・
雨宿りの村上さんの知り合いの女性は、編集の仕事をはずされ、どことなく、腹立たしく、
ナンパされた時に、七万円と言う。
僕ならば、いくらかな、もしも、そうなったとして・・村上さんは言う。
二万円。
昔は、女性は貧乏だったから、体を売る。
今は、不条理で、からだを売る。
おなじだ。
言っときますが、私は、道徳的な話をしているわけではない。
売春が悪いとも思わない。
理屈をつけてほしくないそれだけだ。