「私はいつも自然を感じながら生きていたいわ」 フジ子・ヘミング○朝から窓には霜のようなものが、たぶん霜だろうが、はりついて、寒い。昼だというのに、これならばかえって雨のしとしとふっている日のほうが、まだ原始時代にもどったような錯覚がふと芽生えて楽しいのにな。「口のきけない動物や草木にじっとこころをかたむけてみるといい。話せなくても、気持ちは通じるものよ。どんなときでも励ましてくれている。そして自然からエネルギーを授かるの。だから、私はいつも自然を感じながら生きていたいわ。」 フジ子・ヘミング