1時間半くらいで読めましたが。
うーん、哲学の歴史をざっくりまとめているけれど、それが実践的でもないし、学びでもなかった。もっと詳しく述べて欲しかったのが本音でした。
よく哲学書では「疑う」という言葉が多く使われていて、哲学に明白な“答え”はない。大抵疑ってかかるところから話は始まります。哲学にはっきりとした答えは未だに出ていません。だから多くの哲学者が未だに飽きなく探究を続けているのだと思います。TASHIKANIが大好きな哲学者・永井均さんが未だ哲学に空きを感じていないというのはそれゆえかと。
1つ知ったのは、「エートス」の語源が「モラル」だということです。これは倫理学の領域らしく、倫理学にも興味が出てきました。倫理学、現象学、量子力学……知らなければならない学問ばかりです。個人的に「クオリア」をテーマにした茂木健一郎さんの本を一時的に集中して読んでいたのですが、あの人もよく分からない方向に行ってしまい、読まなくなってしまいました。あの人の論ずることは好きだったんですけれどね。
――といった感じで、読んだ意味は不明なのが正直な本音……。悪くはないけれど。まあ一冊読了してよかったのではとは思いました。
追記:引用文を多く載せていたのですが、問題があると思い訂正しました。これが書評ブログの難しいところ。どこまで載せていいんですかね……?