さて休憩時間が終わり、ステージには横山店長が登場☆
横山店長「さて後半はアルバム【HEAR ME NOW】のレコーディングの話になるんですが、それに当たって専門用語がいくつか出ると思うんです。分からない方もたくさんいらっしゃるかと思うので、ちょうどラジオで健一くんがレコーディングについて話してた音源があったので、まずそれを皆さんに聞いて頂こうと思います。」
健ちゃんの元気な話し声が響きます(*^^*)ずいぶんハキハキしたしゃべり方してるなー…これミュージックガンボの音源かな?だとしたら1995年頃?とにかく生き生きと『レコーディングとは』について解説してくれてました♪

大まかに言うと
1.デモテープ
弾き語りとか打ち込みとか、まず人に聞かせるために自宅とかで作るもの。
2.プリプロ
そのデモテープをどういう形でスタジオで作り上げるか、他の楽器とかも入った感じでやってみる、練習してみること。
プリプロとは「プリ・プロダクション」の略。
3.完パケ
プリプロで録ったテープをスタジオへ持って行ってレコーディングすること。出来上がったもの。
そしてここでエルビス・コステロやビートルズのデモバージョン音源と完パケ音源を流してその違いを確かめるというこだわりよう(笑)でも確かに、デモからの完パケの流れがよく分かる!(°▽°)さすが健ちゃん!そしてなんてマニアックなんだ!!(笑)
健ちゃんのお話しが終わる頃に再び出演者の皆さんがステージに登場されました☆
遠山さん「デモテープ集めて楽しいんですかねぇ…?( ̄▽ ̄;)まぁでも…人のデモ流してるんですから、本人のも流していいですよねぇ…?(笑)」
石田さん「うまい!!!(笑)こういうの今はラジオで流せないですからねー」
秀樹くん「深夜の番組やってた頃はこういうギリギリのものを掛けたりしてましたね(笑)いや兄の名誉のために言っときますけど、ディレクターさんの許可も得てますし、決してその…海賊盤とか(笑)そういうのではない…ないのではないかなぁ…(°▽°;)」
そそそそうですよそんな海賊盤だなんて権利的にアレなものなんて流すわけないじゃないですか

ではここからは【HEAR ME NOW】の楽曲について、アルバムの頭から1曲ずつ流し、そのレコーディングに関わった方がお話しすることに(°▽°)
このイベントが始まる数時間前に江口さんがブログを更新されまして、そこに【HEAR ME NOW】が作られるまでの過程と曲の解説が書かれています。イベント後半はその内容に沿ったトークになっておりますので、まずはご覧ください☆(*^^*)
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黒沢健一 未来のアルバム | kenichi kurosawa : feature
アルバムが手元に無い状態で今日を迎えたので、ここで初聞きとなります…緊張する…

キャー!!イントロ!!ドラム!!(°▽°)なんだこりゃー!!wwww
なんて粋な幕開けなんでしょう!!しかも棚沢さんじゃないか!!武道館で叩いてたお方だよー!!ふわぁぁぁぁん(´;ω;`)
横山店長が歌詞カードをスクリーンに映して下さってるのですが、まぁ可愛らしい歌詞だこと(*´ω`*)とってもキュートなラブソングで一気に心をつかまれました

秀樹くん「この曲は僕が担当したんですが、もともと兄貴のギターと歌しかない状態で、しかも1番しかなかったんです。これを江口さんから受け取ったときに、L⇔Rになる前に二人でやってる頃ならどうやるかなって、僕に委ねてくれたんだなって思ったんです。江口さんは何も言わなかったですけどね。だから…手ぇ抜けねぇなって(笑)」
石田さん「これ2番を秀樹が歌ってるんですけど、おれ最初分からなくて。二回目に聞いたとき、あれ?これ秀樹?でもいつもの歌い方と違うし…これ健一に寄せて歌ってるよね。」
秀樹くん「この感じは色々と思い出すよねぇ…なんてみんなでレコーディングしてました(^_^)」
確かに、CDで改めて聞いてみると、うん、健ちゃんに寄せてる感じが伝わって来る…コーラスも、あぁ私の知ってるコーラスだなぁL⇔Rだなぁって、感じますね(*^^*)きれいな3分間ポップス、健ちゃんの得意技ですね♪

わー!わー!ビーチボーイズみたーい!!コーラスがきれいだなぁ…気持ちいい☆(*´ω`*)
シゲさん「この曲は僕が担当しました。もともとは健一くんのボーカルとアコギと、エレキのソロと、あと安っぽいベースの音が入ってました(笑)そのデモテープのエレキのソロをそのまま使ってます(^_^)ビーチボーイズみたいなコーラスを入れようってことで、Best Value Tourを見に来てたブライアン・ペックにコーラスティーチしてもらいました。」
この曲、あのツアーのメンバーでアレンジしてるんですね(*´ω`*)デモは2011年に作られたらしいけど、この頃の健ちゃんの声にはあのメンバーの音がすごくフィットしてるよなぁ(*´ω`*)健ちゃんの低音の声、年を重ねるにつれどんどん好きになったなぁ私(*´ω`*)

うわー…わー…このループする感じ…サビの広がり…あぁ…はぁー…健ちゃんのファルセット…はぁ…
遠山さん「この曲は私が担当しました。アレンジそのものは二人でプリプロやってた頃のものです。このレコーディングにはエンジニアの山内さんとの素晴らしい再会があったんですよ(^_^)」
エンジニアの 山内"Dr."隆義 さん、L⇔Rの曲もやってくれてたんですよね…確か『KNOCKIN'ON YOUR DOOR』とかも(^_^)
遠山さん「歌詞は、これ単語を聞き取って書き起こしたんです。ブライアン・ペックに聞き取ってもらって意味を補正して。」
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まずシゲさんが聞き取りして→ブライアン・ペックさんがアップグレードして→こうしたい理想の形へさらにアップグレード☆
という、非常に手間の掛かった作業だったとのこと。その過程の歌詞カードがこちらです
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これは11曲目の歌詞ですね。一番左上に『シゲムラさんの空耳』って書いてあります(^_^)


わぁぁぁぁ(*°▽°*)すごい…!きらきら…!歌詞は…ラララなんだ…!?ふぁー

遠山さん「この曲も私です。LA LA LAストリングスの皆さんとやりました(^_^)これはデモの時とアレンジはそんなに変わってないです。ディズニーの昔の曲みたいにしようって話してましたね。」
江口さん「僕はこの曲、ラララですごく聴き込んでいたので、ラララしか考えられなかったですね…ラララにも意味はあるんだなと…『北の国から』みたいな…(笑)」
なるほど(笑)確かにあの曲もあの歌詞しか考えられないわな…(°▽°;)
いやーこれX'masにグローブ座で聴いてみたかったなぁ(*´ω`*)一度もiPad見ないで歌えるよ健ちゃん!(笑)大丈夫、絶対に間違えないから☆(≧艸≦)

荘厳な幕開け…からの重く響くギター…シゲさんの叫びが聞こえる。
シゲさん「これは僕が担当です。デモの段階では歌は『ラララ』だけで、そこから声を取り出すことも出来ず、タイトルだけがあった状態です。だから僕が歌詞を付けました。
アレンジはカクタスですが、健一くんが僕とやる前からの人と一緒にやりたかったので、遠山さんにイントロを付けて頂きました。ちょうどスタジオでLALALAストリングスと一緒のところにお願いしに行きました(^_^)」
健ちゃんのまわりは昔からのミュージシャン仲間に囲まれていたから、シゲさんの存在がとても新鮮で、新しい風を健ちゃんに吹かせてくれたんだなって思います。
ここでシゲさんと遠山さんが出逢うのね…ステキ(*´ω`*)

ひょー!カッコイイ!!(*^^*)ん?これ石田さんの声かな??
石田さん「『すべてをぶち壊す』でお馴染みのMOTORWORKSです(笑)」
あはははははは!!(≧▽≦)
石田さん「健一がMOTORWORKS用に書いた曲は4つあって、『The End』、『氷の空』、あとの2つがお蔵入りになってて、その1つがこれです。
最初はもっと静かなテンポで、ピアノの曲だったんです。あと、聞いて頂いて分かると思うんだけど、これツーメロだけでサビが無いなって。展開がひとつ少ないでしょ?だからMOTORWORKSではやらずにいたんですよね。
で、今回アレンジすることになったら、イントロの田村くんの暴力的なベースが始まって(笑)あーやっぱりこうなっちゃいますかー( ̄▽ ̄;)って(笑)」
はい、それでこそMOTORWORKSですよ☆(笑)サンコンJr.さんと堀ちゃんのツインドラムがまたうるせーうるせー♪(≧▽≦)ほんっと気持ちいいなー☆
あ…12月6日のMOTORWORKSのDVDリリースイベントのときに石田さんが「ぶっちゃけサビ無ぇかも」って言ってたのは、もしやこの曲のことなのかな…(°▽°)
石田さん「出来上がりを聞いたサンコンJr.が『これ健一くんの声やんなー??』って言ってましたからね(笑)サコさんだませたー☆(笑)」

ひゃー!!(°▽°)なんてご機嫌なポップスだー!ハンドクラップとピアノがたまらーん!(*´ω`*)詞は英語だけど、なんだか言葉遊びみたいで楽しい♪
秀樹くん「昔 フォンタナっていう、いなたいポップスを沢山リリースしてたレーベルがあって、それのイメージでFontanaってタイトルになったんじゃないかな…デモの段階からそれでした。」
江口さん「今回のアルバムはタイトルを曲のサビに出てくるワードで付けてるんですが、この曲だと…I'm falling in loveとかになっちゃうんで、それはちょっとなーと(笑)なので歌詞には出て来ませんがタイトルはFontanaってことで。」
秀樹くん「この曲は、二人でやってみようよってやった曲のうちの一曲で。プリプロの第一弾としては気軽に楽しく出来たんじゃないかな(^_^)」
これって、L⇔Rの再始動に向けてやってたプリプロのことだよね…そっか…こういう曲を健一と秀樹でやってたのか…うん…いいなぁ…
1曲目もそうだけど、ピアノの『Yuzuru Tomita』って冨田譲さんかな…?ノーナ・リーヴスとかやってる方だよね…?

ふぉぉぉ!(°Д°)えっ…この声…もしや…!?
遠山さん「この曲は私が担当しました。歌わせて頂きました…。歌詞はもともとあって、違う人が歌ってるテープがあったんです。」
江口さん「たぶん徳山くんのアルバムの候補曲を出してる頃だと思います。これは『なんで人にあげちゃうの??』ってくらい良い曲だったんで…遠山さん…歌います…?ってことになり(笑)。
岡山から堀くんを呼んでドラム叩いてもらったんですが、『これ誰が歌ってるんですか!?(°Д°;)』ってびっくりしてました(笑)」
秀樹くん「いやー兄貴は作家としてすごいなって!!(°Д°)だって遠山さんが歌うとグループサウンズ感ハンパない!!(笑)」
ほんとほんと!遠山さんの伸びやかな歌声が往年のグループサウンズそのもの!いやーちょっと失礼を承知で申し上げますが…ユタカ可愛いわー☆

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