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最近、この二つのキーワードが頭の中で回っている。
実態市場と金融市場。
金融市場にはお金がある。
企業にも内部留保がある。
にもかかわらず、その資金が十分に実態市場へ流れているようには見えない。
もちろん、一部では設備投資や先行投資も進んでいる。
しかし全体として見れば、まだ弱い。
なぜなのか。
その原因の一つが30年続いたデフレの後遺症にあると思っている。
デフレ時代の経営は、「守ること」が正解だった。
借金をしない。投資を抑える、値上げをしない、在庫を持たない。
それで生き残ることができた。
しかし時代は変わった。
30年ぶりにインフレが訪れた今も、多くの企業はデフレ時代の価値観を引きずっている。
投資はしている。
だが、その多くは老朽化対策や維持更新、DX、AI導入といった守りの投資だ。
もちろん必要な投資ではある。
しかし、それだけでは未来は大きく変わらない。
本来、投資とは未来を創るために行うもの。
新しい市場をつくる、新しい顧客を開拓する、新しい価値を生み出す。
そこに資金が流れて初めて、実態市場は力強く成長していく。
日本の問題は資金不足ではない。
むしろ、投資する勇気の不足なのかもしれない。
30年続いたデフレは、経済だけではなく、人々の思考にも深く入り込んだ。
日本に蔓延るデフレの後遺症。
思っている以上に重症なのだと私は思う。。。




