与論島の野鳥 No16 ヒヨドリ | さすらいの風来簿

与論島の野鳥 No16 ヒヨドリ

「広報よろん」 昭和60年(1985年)10月15日発行 第130号

 

 

 

・ヒヨドリ

     ヒヨドリ科

        方言名:ピュウドゥイ

 

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全長は約27.5センチメートル。

体の上面は灰褐色で、翼と尾は黒褐色であり、下面はやや淡く、灰褐色と白色の小斑が散在しています。
頭部は灰色のボサボサ頭で、くちばしは細く、頬の部分に半月状の茶褐色模様があります。
体の割に尾が長いので、全体が細長く見えます。


島内ではキジバトに次いでよく見られる鳥で、突き出た小枝の先や電線に止まり、「ピィーヨ」とか「ピーヨィヨィ」などと甲高い声で鳴きます。
また、飛びながら「ピイッピイーッ」と鳴くこともあります。
飛翔時は、翼を羽ばたいては体につけ、また羽ばたいては付けるという勤作を繰り返すので、著しい波状を描いて飛びます。


春と秋には、島外から別種のヒヨドリが数十羽から数百羽の群で渡ってきますが、与論島に生息しているヒヨドリ(亜種のアマミヒヨドリ)は、渡りの習性はないようです。

                                                 (ヨロン野鳥友の会)

 

 

 

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