与論島の野鳥 No10 リュウキュウツバメ | さすらいの風来簿

与論島の野鳥 No10 リュウキュウツバメ

「広報よろん」 昭和59年(1984年)7月15日発行 第123号

 

 

 

・リュウキュウツバメ

     ツバメ科

        方言名:マッタラケーシ

 

:写真の複写、ダウンロードを禁じます。

 

全長約13センチで、普通のツバメより少し小さい鳥です。
頭から背面にかけては光沢のある藍黒色で、下面は褐色。
額とのどは赤みを帯びた褐色をしています。
尾は短く、尾の付け根の部分(下尾筒:かびとう)には白色と黒色のうろこ状斑があります。


リュウキュウツバメは夏鳥で、南の方から渡ってきて4月末ごろから8月初めにかけ、人家や学校の校舎などの軒下に泥と草の茎や根で巣を作り、ヒナを育てます。
(与論高校の校舎にも、毎年数組が営巣しているようです。
機会がありましたら観察してみてはどうでしょう。)

そして秋には南の方へ渡って行きます。


ツバメは北で繁殖して冬は南へ渡っていく旅鳥ですので、夏に見られることはありませんが、春と秋の渡りの時期には両種が混在しますから見分けるには注意が必要です。
見分け方は、ツバメは尾が長いこと、下面は白く、翼の下側にも白い部分がある(リュウキュウツバメは全面暗色)ことなどです。

                                                 (ヨロン野鳥友の会)

       

 

 

星 星の写真は、こちら に掲載しています。