与論島の野鳥 No7 シロハラ
「広報よろん」 昭和58年(1983年)12月15日発行 第120号
・シロハラ
ヒタキ科 ツグミ亜科
方言名:スー
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全長24、5センチメートル。
その名の通りおなかが白く、樹上にいるのを下から見ると白っぽい鳥に見えるので、方言でスー(白)と呼ばれるようになったと思われます。
雄は頭部、翼、尾は黒褐色で、背面は緑褐色、下面は白く胸は淡褐色で、脇はオリーブ色。
雌は喉が白く頬に白い線があります。
雌、雄とも飛び立った時に尾羽の両端に白色の三角形が出るのが特徴で、これは他のツグミ類(特にアカハラ)との識別のポイントになります。
シロハラは、冬鳥として11月頃渡来し4月頃北へ帰って行きます。
越冬中は薄暗い林の中を好み、明るい所へはあまり出てきません。
地上で餌をあさることもあり、キョッ、キョッ、またはクワッ、クワッと鳴きますが、飛び立つ時にシーッという声を出すこともあります。
(ヨロン野鳥友の会)
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