与論島の野鳥 No3 セッカ
「広報よろん」 昭和58年(1983年)6月15日発行 第116号
・セッカ
ウグイス亜科
方言名:ギーキ
注:写真の複写、ダウンロードを禁じます。
全長12.5センチ。
背面は黄褐色で黒い斑点があり下面は淡色。
尾は長めで先は丸く楔形で、飛翔時には先端の白斑が目立ちます。
繁殖期には、なわばりの上でヒッヒッヒッと鳴いて上昇し、チャチャッ、チャチャッと鳴いて下降する特徴のあるディスプレイフライトを行ないます。
チガヤやススキなどに巣を作ります。
5~8月ごろ3~7個の卵を生みヒナを育てます。
5月の空高くセッカの鳴き声が響きわたるころ、与論島はもう夏です。
- 野鳥からの願い -
私たちは今、繁殖期に入いり巣を作ったり、卵をあたためたり、ヒナを育てるのに一生懸命です。
ちょっとでも危険を感じたり、周りの様子が少し変化しただけで、親が巣を捨ててしまい、卵やヒナが死んでしまうことがあります。
もし偶然、巣を見つけてもそのままそっとしておいて下さい。
(ヨロン野鳥友の会)
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