与論島の野鳥 No1 サシバ | さすらいの風来簿

与論島の野鳥 No1 サシバ

昭和57年(1982年)11月15日発行の「広報よろん」第114号に「ヨロン野鳥友の会」により「与論島の野鳥」が掲載されました。

 

全80回の連載となりました。

 

 

 

「広報よろん」に掲載したままでは、「友の会」のみなさまの努力が紙の中に埋もれてしまいます。

 

ブログに転載していつでもどこでも誰でも、野鳥たちにコンタクトできるようにしたいと思い立ちました。

 

役場と「友の会」の主催者から転載の許可をいただき、さらに「友の会」の主催者からは、写真も提供していただきました。

 

第1回はサシバです。

 

「広報よろん」 昭和57年(1982年)11月15日発行 第114号

 

サシバ
  ワシタカ科
    方言名:ター


:写真の複写、ダウンロードを禁じます。


毎年10月の上旬から中旬にかけて、本島上空をタ方近く南へ向って数羽、また、多いときは、千羽を超すサシバの群れが渡っていくのを見ることができる。


寒露のころの早明、佐多岬を北風に乗って飛び立ったサシバたちは、その日のうちに中継地である宮古群島まで渡っていくが、天候が悪化すると途中の島々で休息することもある。


本島でも、しばしば一夜を明かすことがあり、その場合、夜明けと同時に飛び立っていく。


また、冬を越すものもあり、毎年20羽前後が越冬する。


そして、3月から4月にかけて、秋の場合とは異なり少数の群れで北へ帰っていく。


全長45から51センチ、日本では中型のタカで、ピッ、クィーと強い調子で鳴く。


上昇気流に乗って帆翔(はんしょう)する様は壮快である。


                                                      (ヨロン野鳥友の会)
 

 

星 星の写真は、こちら に掲載しています。