BMWといえば余計な機能が多い印象です。

機械を操縦するのが楽しいハズのバイクにおいて、機械に操られるなど許し難いことです。

その中で比較的機械の介入度が低いのがRnineT。


かつて乗っていたRnineT racer。
ABSは付いていましたが、任意にOFFできるため、常にOFFで走っていました。
いいバイクだったな。
このサイドケースを付けるために、元々はracerには付いていなかったサブフレームを追加したのでした。
しかもわたびき自動車でBMW純正カラーに塗っていただきました。
圧倒的なクオリティで違和感ゼロ。
正に完璧な塗装でありました。
 右にスイングアームがあるため、レーシングスタンドにかけるのに若干 、緊張を強いられますが、この立ち姿が美しいんですよね。
時代錯誤のロケットカウルがまたいい!
欧州ではニューボクサーカップと称してワンメークの草レースもあったそうです。
バンク角浅いし、キャスター寝過ぎてるからサーキットでの全開走行は厳しいのでは?と、余計なことを思ってしまう。
後ろからの姿も凛々しいnineT。
やはりBMWは乾式単板クラッチだなぁ、と思いますね。
スパッと切れて、スパッと繋がる。
機械を操作している「手応え」のようなものが大切だと考えます。
最近ではクラッチレバーを握らなくてもシフトアップできる仕組みが流行っているようですが。
そしてこんなデザインのくせにディーラーでキチンとみてもらえる。
しかも3年間の保証付きです。
nineTは本当に良いバイクだと思います。
そんなnineTがフルモデルチェンジしたようですね。
キープコンセプトは判りますが、やはり違和感アリアリの佇まい。
キャスター角は相変わらず寝ています。
リアサスを伸ばすしかないですね(笑)
旧型のnineTは、サブフレームの強度の問題から、タンデム+荷物積載は禁止されていました。
これならサイドケースを付けてのタンデムもできるのかな?
不思議なデザインのシリンダーヘッドカバーです。
一瞬、水冷化と思いきや、普通にDOHCエンジンですね、空油冷のタイプの。
クラッチも乾式単板クラッチでしょうし、シフトアシストなるものも付いてはいないでしょうね。
スイングアームはもちろん右側。
しかしフレームが大幅に変わっているようです。
これはもはやフルモデルチェンジでしょう。
マフラーもカッコいいな。
そしてホイールはチューブレス対応のタイプにコッソリと換わっています。

新車在庫も程なく裁けることでしょう。
バイクブームのおかげでバイク屋さんもウハウハです。

新しいnineTを買うことはないでしょうが、いいエンジンが生き残ってよかったです。