駅前再開発で、無くなってしまう古き良き東京の下町
私の生まれふる里は、東京都葛飾区立石。
大工でもないおじいちゃんが戦後に作った
木造トタン葺きの家が、昭和32年に生まれた私の生家。
大学生になるまで、その家に住んでいました。
最寄り駅は、京成電鉄「立石駅」
駅前は、アーケードや小さな露地が入り乱れて、
歩いている人というと、
スーツというより作業着の男性、
子供を背負った割烹着姿の女性
僕ら子供は、毎日10円のお小遣いをもらって駄菓子屋へ
そんな立石の駅前が、再開発のために取り壊されてしまうとのこと。
今は東京を離れて暮らす私のために、
立石の友人が1冊の冊子を送ってくれました。
失われゆく、立石の小さなお店の歴史
ぼくらはこんな路地で、鬼ごっこやかくれんぼ、缶蹴りをして遊んだもの。
隣のうちの壁との距離が、30センチくらいの嘘のようなホントの話。
私も子供のころ、隣のうちの上級生と糸電話で窓と窓をつないで
遊んでいた思い出がある。
各家庭にお風呂や電話がなかった時代
お風呂をもらいに行く、電話を借りに行く
それが日常だった。
生まれ故郷の風景が変わってしまうのは、寂しいもの。
振り返ってみたら、立石を出てから、いろんなところに住んでいました。
東京都日野市
〃 台東区谷中
〃 大田区大森
〃 北区赤羽
〃 練馬区関町
神奈川県川崎市麻生区
静岡県静岡市銭座町
〃 〃 井川
〃 〃 丸子
〃 富士宮市
〃 三島市
〃 沼津市
〃 浜松市
〃 藤枝市
長野県安曇野市(現在)
どこもみんな良かったですが、
もう一度あの頃に戻るとすれば、
葛飾区立石 ~ 青春時代
台東区谷中 ~ 街の雰囲気がいい
静岡市井川 ~ 憧れのアルプスの懐
かな・・・・・・・・。