私が指導している個別指導塾では,化学も指導しています。科学史についての指導では,気体反応の法則についつい力が入ってしまいます。
気体反応の法則とは、「気体どうしの反応では,反応に関する気体の体積の間には,同温・同圧のもとでは,簡単な整数比が成り立つ。」というもので,ゲーリュサックが発見提唱しました。
原子説・倍数比例の法則のドルトンや定比例の法則のプルーストらを筆頭とする当時の科学者たちは,質量にこそ真理があると盲信し,日々の研鑽を積んでいましたが,そこへゲーリュサックが彗星のごとく登場したわけです。
彼は,全く視点を変え,体積に着目したのです。この単純な視点の変換が後の化学を一気に変えていったのです。
ここまで読んで頂ければ,この気体反応の法則で私が何を力説しているのかが分かって頂けたと思います。
そうです。「視点を変える」を力説していたわけです。行き詰まったら,1つのことに固執せず,視点を変える。これは,学問のみならず,すべてのことに通用する教訓になり得るものですが,生徒たちの心にどれほど刺さっているかは?です。しかし,私はこれからも,ゲーリュサックの気体反応の法則を力説していきます。