現在,夏期講習のCMやチラシをよく見かけます。果たして夏期講習は,成績向上につながるのでしょうか?

 夏期講習は春期講習などの短期講習に比べると,期間も長いため,多少は効果があるかもしれません。しかし,結局なが~い一夜漬けをやっているようなもので,終わってしまえば,すっかり忘れてしまうという悲惨な結果になることが多いのです。

 理由は,フォローアップがないと言うことです。講習履修後の継続的なフォローアップこそが,学力向上には肝要なのです。

 従って,高口塾(個別指導塾)では結果にcommit出来ないため,在塾生を除き,短期講習の生徒募集は行っていません。ただし,2次試験直前の短期講習については,目標が明確であり,個別指導塾の強みを生かしたピンポイントの対策が出来るため,講習生を受け入れ,毎年良好な結果を残しています。

 それでは,夏期講習は無駄なのか?

 いわゆる出来る生徒は自分で継続的なフォローアップが出来るので,無駄ではないでしょう。それが出来ない生徒は,そのまま入塾してフォローアップを受けるといいのですが,それでは学習塾側の思う壺なのです。

 いずれにしても,夏休みは十分な時間がとれる唯一の期間なので,有効に使ってもらいたいと思います。