高口塾は個別指導塾の利点を最大限に生かし,生徒の資質を鑑み,中学の数学課程を最短1年半で終わらせます。理由は2つです。
 ①なるべく早く高校課程を終了させ,受験対策に多くの時間を使いたい。
 ②中学数学は,大学受験に余り役に立たない。
②については,中学数学は幾何を基軸とした構成で,高校受験に対してこれらのテクニックを学ぶようになります。しかし,大学受験に際し,これらが使われることはあまりないのです。
なぜなら,入試の図形問題は数式処理と図形的処理のどちらでもアプローチできるように作成されているのが一般的で,中学時代に幾何に苦戦した学生の大半が数式処理を選択するからです。
ただし,煩雑で計算量の多い数式処理よりも,図形的処理の方が明快に解けることが多いことは事実です。
では,やはり中学の幾何も軽視できないのでは?
答えは,否です。
大学入試図形問題は中学で習う初等幾何を知っておけば,十分なのです。灘高校や開成高校などの小難し問題が解ける必要など全くないのです。
中学数学は,よく出来たカリキュラムであることは否定できませんが,力点の置き所を計算力重視の実用的なものに変えるべきではないでしょうか?