ジャンボカボチャの人工受粉 | NPO法人 はりま田舎暮らしの会

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6月21日(木) 晴れ

 

ジャンボカボチャの受粉の時期がやって来ました。

 

より大きく、より重いカボチャを目指すためには、確実に実を付けてくれないとお話になりません。

こればかりは自然界のミツバチや昆虫に任せる訳には行かないのです。

理由は交雑を避けるためです。

 

ジャンボカボチャの雌花に食用のカボチャの花粉を付けられたらジャンボでなくなりますよね・・・。

でも、ジャンボが先で、食用は後からなんてミツバチは構ってくれませんので人工授粉なのです。

 

雄花は数日前から咲き出していました。でも雌花が思ったところの節に花を付けてくれません。

親ヅルの株元から数えて14節から18節くらいに咲く雌花が一番良いそうです。

 

昨日に見当を付けていた雌花が気になって、今朝は特別に早起きをして畑へ行きました。(と云っても、6時起きですが・・・

猪三郎は早起きが大の苦手なんです・・・ 歳を取ったら朝早く目が覚めると云うのは当てはまりませんね~)

 

畑に着くと、まだ朝露に濡れた大輪の雌花が咲いていました!

 

今朝、咲いたばかりに違いありません。 グッドタイミング!!

 

雄花は同じ株のものより、別の株に咲いているのを選べと聞いていましたので、早速、別の株から、やはり大輪の

雄花を用意しました。

 

すでにミツバチが蜜を求めて来ていました。ミツバチはかぼちゃの花が大好きです。

流蜜量が多いので、一つの花に3匹も4匹も一緒になって蜜を吸うほど、蜜源花としても優等生なんです。

 

この花の雄しべを取り出して、そっと丁寧に、そして確実に雌花に押し付けて受粉させました。

本命のジャンボカボチャに育てるために、今日の雌花に栄養を集中しなければならないので、

子ヅルに咲く雄花や、雌花の赤ちゃんも可哀想ですが、全部カットします。

 

今日の人工授粉が成功すれば、凡そ考えられる手間暇と精魂を込めて、9月9日の「第1回日本一どでカボチャ

兵庫県大会」と9月16日に小豆島で開催される「第32回日本一どでカボチャ全国大会」を目指します。