追加報告

山本に関しては・・・。
取り敢えず依頼人が来るまで自分達のホテルに監視付きで匿った。

依頼人が到着し持ち逃げしたお金を渡し賞金として2割の金額を受け取った。

依頼人「1さん今回はありがとうございました。
ところで山本はどうなったんですか?
出来ればこちらに渡して欲しいんですけどねぇ。」

自分「山本をどう処分するお考えですか?」

依頼人「まぁここまでやったからには、けじめを付けさせて貰わないとねぇ。」

依頼人は初めから山本が捕まったら消すつもりだったらしい。

依頼人が入国した際、調査員を空港に張り込ませておいた。
依頼人の他に、男性3名が連れ立って出て来ている。
そのうち1名は今私の目の前に居る。

自分「実はあと一歩のところで山本には逃げられてしまったんですよね。申し訳ありません。
こんな言い方で納得されないのは解りますが・・・。」

依頼人「う~ん。はいそうですかって引き下がれる訳にも行かないですよ。納得出来る理由があるなら帰れますがねぇ。」

自分「そうですか~。自分に出来る事は賞金として頂いたお金から人件費として調査費用は頂きますが、あとは全額お返しする事ぐらいしか出来ませんね。」

依頼人と多少の押し問答はあったが、賞金を返すのでは無く足代として貰うと言う形でなんとか納得して貰う事が出来た。

一見おかしなやり取りだが、この手の昔気質な人は筋が通っていればそれで納得される事が多い。
だか話の駆け引きが下手な場合、逆に逆鱗に触れてしまう。

山本は消される事まで考えていたかは分からないが、ホテルに戻ってから山本に話をした。

山本のアパートに踏み込んだ後、彼女は病院に連れて行き薬物中毒の治療を受けさせている。
一緒にいた男性は彼女の兄であった。
兄自信も薬物に手を出していて、その後姿を消している。

山本は日本に戻る気は無く、このままタイで彼女が回復するのを待ち一緒に暮らし平凡に生活したいと

多少の生活費を山本に渡しタイから引き上げた。


ぬめっとした空気に後ろ髪を引かれながら・・・。