令和5年成田祇園祭に来ている(日曜日・最終日)
さて、見所の一つ「総引き」が始まった
成田山方向から、参道の坂道を山車が駆け上がってくる、勇壮なシーンが見られる
陣取った場所は、坂を登り切ったサミットとも言えよう。
先頭の山車は花咲町、成田駅周辺の町で、かつての京成の駅名
さすがに一気に登るのは難しく、途中で停まって、溜めてから笛の合図で一気に登ってきた
「そーりゃ!」
まるで「ばんえい競馬」の如く、力がこもる
泉州の「だんじり祭り」の”やりわまし”前の段取りにも似ている
町によって、「山車」と呼ぶところと、「屋台」と呼ぶところがあるらしい
(ここでは、すべて山車と書きました)
花咲町は、駅方向へ捌けて行った
間近で見ると、かなの高さ
次は成田山新勝寺の山車
駅方向へ進む
会場のアナウンスは、私立成田高校(放送部?)
山車の間に、無理に通行する客が多く、大勢の警備員が整理
各団体、稚児行列が先導
様々な航空会社が引き手不足を補っていた
成田ならでは
どこのお祭りもそうだが、旧市街の細かく町割りされた町会はもともと少ない人口がさらに減って高齢化も進み、担ぎ手や引き手が不足する傾向にある
人口が多い郊外の町は祭りに関心ない人が多いし
次々、大きな山車が登ってくる
日本中探しても、ここまで力のこもったお祭りは希少だろう
この後は、幸町方向へ右折する曳行が続いた
かなりの角度だが、結構スムーズに曲がる
京都の祇園祭のような「辻回し」の”作業”は無し
曲がった先は、一般の道路で電線がうじゃうじゃ
さりげなく、高さを変えていた!
この交差点でしか見れないから、ラッキー
ほとんどの見物客は、次の山車に注目していて、気づいていなかったようだが。
埼玉の川越まつりでも山車の高さ調整が見られるので、マニアにはおススメ
次の山車も、交差点を曲がって
こちらもいったん止まって、さりげなく高さ調整
これはこれで見ごたえ充分
その後も個性的な山車・屋台が通過して行った
太鼓などの鳴り物もそれぞれ特色があった
さすがに3日目で、綱を引いている方はお疲れのようで、坂道で停まりそうになることもしばしば
全10台が通過
再びお神輿がやって来た
駅方向から引き返して、幸町方向への山車も
車輪の形も、各町様々
なるほど、これなら京都のと違って、曲がりやすい
さて、新勝寺方面は混雑していて向かうのが困難なので、駅方向へ帰りかけたら
もう1台戻って来た
今回、私は総引き見物だけだったが、夕方以降はライトアップして曳行するそうで、それ目当てで新たにやってくる観客も多かった。
今度は、「電車道」のトンネルを通過する山車を撮りたいが、タイミングは難しそう
成田山に集結する山車も見ごたえありそうで、来年以降のお楽しみ(高校野球との調整が・・・)
帰りも、京成で(混雑で駅や電車写真撮り損ねた)
快特は京成成田始発なので、ずっと座って帰れた
(完)