(その5)和泉府中~東岸和田 | ハンター湘南の旅ブログ

ハンター湘南の旅ブログ

旅行・地理・交通機関・臨時バス調査・昭和レトロ・吹奏楽鑑賞・街歩き・昭和歌謡・高校野球・学校教育・国鉄etc.

泉州1泊2日、最終回


10月9日(日)午後 阪和線沿線へ

 

泉大津から乗ったバスが変な場所に停まって、和泉府中でも「だんじり祭」の開催を知る。

これだけ広域で同時多発するお祭りは、関東ではないなあ。

 

ここを横断しないと駅へ行けないが、まあ、しばらく観覧しよう

9月みたいに飛行機の予約は無いし、気楽だ。

 

 

雨のため、カバーが掛けられ、屋根の破風部分が見えない

 

ただ、正面に町会名が書かれているので、初心者には、どこのだんじりかわかり易い。

それにしても、近くで傘を差している人々には閉口。

人の多い岸和田のだんじりは傘厳禁なのだが。

 

和泉府中は、岸和田タイプのだんじりで、カーブを高速で曲がりやすい形式。

 電車で言えば、381系くろしお型?


駅前の目抜き通りでは、慎重に回転

 

力がこもって、これもなかなかの迫力

 

駅へのデッキはすべて通行止め

 

そうだ、電車とだんじりの並走を見たい


ここは絶好の場所だ、「やり回し」も繰り返し行われていた。

 

角の電柱には、ぶつかった跡が

 

なかなか電車とだんじりのタイミングが合わない

 

電車のいない隙に、やり回し

 

特急「くろしお」通過時は、待機中のだんじりもないタイミング・・・

 

全体的に慎重な走行

 

電信柱に接触したのもあったが、慎重すぎて停まってやり直しもしばしば。

 

6~7台、続々と通過したが、電車とは微妙にずれてばかり

失敗して仕切り直しで、電車に抜かれるケースは何度か

 


 

上り特急はるか、通過

やはり、タイミングが合わない



 


電車が来るとムキになってスピードを上げて、曲がり角に激突させかねないので、あえてずらしているのか?

と思いかけたところ。

 

ついに下りと同時発車のチャンス到来

 

電車停車中に一瞬、だんじりが前に出たが、あっという間に交わされた

 

鉄道150年、だんじり300年

150年差を目で確かめた格好

 

結局、和泉府中で予定外に1時間も観覧していた。

曳き手の皆さん、雨の中、何周もお疲れさま。


さて、次へ移動

 

出発した下り電車の中から、一枚


電車が「関空快速」と、後ほど気づいた。

 

次に降りたのは、東岸和田駅

快速停車駅で良かった、一瞬、日根野まで連れて行かれるかと思った。

 

近代的な高架駅で、降りた瞬間に、太鼓囃子があちこちから響いてきた。

10月山手側の東岸和田も、9月開催の旧市地区に負けずと盛り上がっていた。


駅コンコースには、だんじり屋根型のベンチ、等身大の断面図

 

遠近法で曳き手の列が

年中、だんじり気分が味わえる、粋な意匠

 

さらにびっくり!

エントランスが巨大な、だんじり屋根型


中心街の南海の駅に負けてたまるかと、岸和田らしさを打ち出した駅だ。

 

広い駅前ロータリーが設けられ、バスターミナルを設置(この日は全面運休)

 

正面から見た、東岸和田駅


 駅前広場内は、やり回し禁止か


まるで、各町内からの古典的なコミュニティバスの如し

 

 向かって右折するだんじりは、やり回しで通過


駅へ突っ込む事故は、もちろん無し

 

「山手」の岸和田祭は、地元の方が大半で、他府県からの観光客は少ない。

2019年には、JR西日本と旅行会社がタッグを組んで、新大阪~東岸和田に、「だんじり団臨」を出したが、今年は無し。


案内所を訪れたら、神奈川からの10月祭礼客は珍しがられ、わざわざカレンダーまで頂戴してしまった。

泉州のあちこちの地区同様、10月始まりのカレンダーだった。

 

案内板の上に、さりげなく、屋根型のデザインが

 

徐々に、駅前広場に集まってきた


さて、名残惜しいが、遅くなったので、そろそろ帰ろう


大阪市内の最初の駅、杉本町で切れば少し安く出来そうだが、岸和田の文字が入った切符は記念になるので、通しで購入した。


 

 

階段下にも、岸和田らしさが

 

関空快速で、大阪へ向かう


久米田と津久野にも降りる予定だったが、また次回に


車窓には、あちこちにだんじりや提灯が見えて、10月三連休のだんじり同時多発現象を改めて認識した。


夜間の雨の中、灯入れ曳行の無事開催をお祈りしながら、泉州を後にした

 


新幹線は、人立ち入りで15~25分遅れ


20:55急いで自宅に着いたら、「THEカラオケバトル」の優勝者が決まっていて、痛い遅れだったなあ。