スリーデーパスは2日目、今日からは1泊2日のストイックな乗り継ぎ旅。
異例の夕方スタートとなり、ならばと昨日に続き、新宿駅5・6番線にやってきた。
トップバッターは特急「ホームタウンとちぎ」
時間帯が限られており、おおよそ地元の人しか乗らないような特急だが、利用率が悪く、次のダイヤ改正で廃止となるのが決定した。
やって来たのは、すっかりお馴染みの185系、意外にも、東海道本線の踊り子に使われている車両。
普通車指定席がないのも意外で、列車名の入った切符が欲しいマニアはグリーン車指定席に乗るのだろうか。
鉄道ファンの私でも、全く無縁な列車で、予備知識がなく、月並みな関東において、逆に新鮮な気分になる。
新宿17時43分発、日曜日なので極め付きに空いていて、新宿では10%、赤羽でようやく20%に達する程度で、鉄道ファン風はほとんどいない。
この在来線特急で宇都宮まで行き、新幹線に乗り換えるプランである。
池袋・赤羽・大宮・蓮田・久喜・古河…とこまめに止まり、まるで快速並みだ。宇都宮までの特急券は1300円、方や湘南新宿ラインの快速列車のグリーン料金は土休日料金で750円だから、廃止という案件がなければ、まず快速にしただろう。
大宮で非常停止ボタンが押されるハプニングがあり、若干遅れたようだ。
今日は宇都宮での乗り継ぎ時間に余裕があるからいいが、明日は際どい乗り換えが連続するから、数分の遅れでも命取りだ。
結局、宇都宮には定刻の19時17分に着いた。
黒磯へ向け出発するのを見送った。
さようなら、ホームタウンとちぎ号
晩飯は餃子にしよう。
それにしても、今年はよく栃木県に行くなあ。
宇都宮からは、東北新幹線で一気に北上しよう。
宇都宮19時59分発、やまびこ65号は盛岡行きだが、前6両がこまちタイプの16両編成。
せっかくなので、「こまち」の自由席に乗ってみる。
時間的に遅く、この列車は秋田へは行かないので、程よく空いていた。
夜で景色は見えないが、車内では携帯のGPS機能ゲームを3本同時進行で攻め続けよう。
東北地方はほとんど侵略してない処女地。
地図を見ながら、単純に携帯のボタンを押すだけだが、車内では武者ぶるいが止まらなかった。
明日の携帯バッテリーの持続を考え、少々無理をして、今日中に盛岡まで駒を進めておこう。
仙台を過ぎると、車内はいよいよ閑散。
盛岡到着は22時21分、朝型人間としては、さすがに眠い。