この政権には、問題解決の先送りを繰り返し、どうしようもなくなったら放り出し、ドン詰まってから開き直るという特徴があります。
汚染土は拡散して“薄め効果”をねらう?
汚染土の「再利用計画」ですか? 愚にも付かない計画を打ち出すものですね。最近では汚染土壌で野菜を栽培する実証実験をするなど、狂気の沙汰です。
アベ首相は、2012年の就任以降、汚染土が入った大量の黒いフレコンを積み上げて、積み上げて、積み上げる以外に、何か効果的な処理を進めたのでしょうか。素人考えですが例えば大規模かつ恒久的な地下保管施設を作るなど恒久的に汚染物質を閉じ込める最終処分の方法が検討されたでしょうか。
汚染土を歩道の舗装材料に使うなどというのは、「汚染土の拡散」、「汚染土の隠蔽」とでも言うべき愚策以外の何ものでもないでしょう。
汚染水も先の見通しもなく、タンクに貯めて、貯めて、貯め込んで、8年近く何をやっていたのでしょう。そして今度は海洋放出ですか。これも素人考えですが、あれだけ広大な土地にタンクを並べるぐらいなら、地下貯水槽を作るぐらいのことは考えなかったのでしょうか。費用は100倍、1000倍掛かっても根本的な解決を図るべきだと思います。でも、何も考えていなかったのでしょうね。
復興五輪はどこ行った?
「復興五輪」はどこ行ったんですか? もともと嘘で誘致したオリンピック。フクシマのどこが「アンダーコントロール」だったんですかねぇ。
復興五輪の目処が立たなくなったら、今度は「人類がコロナウイルスに打ち勝つ証として」のオリンピックだって?
オリンピックを予定通り実施したい、習近平を予定通り迎えたいという目先の「願望」があったからでしょう、最初から新型インフルエンザ等対策特別措置法(特措法)を適用して緊急事態宣言を出して対応すれば良いのに、感染症法の対応で済まそうとしました。
これを批難されると、内閣官房国際感染症対策調査室が、「新型コロナウイルスはウイルスとしては未知のものではない」とツイートするなどして、法律家などの反論を受けていました。そして、特措法の適用を避けたことの失態を隠そうとし、本来必要の無かった特措法改正まで行いました。
こうしてほぼ2ヶ月を無為に過ごし、徒に感染を拡大させました。その間、法的な根拠のない一斉休校や、北海道独自の緊急事態宣言……。
結局、自分のミスを正さぬまま自分の手に負えなくなって、緊急事態宣言もださず、ニシムラ担当相に丸投げし、臨時国会も開かず、説明責任を果たすべき“場”から逃げ回っています。
ニシムラ担当相は、結局は地方公共団体の知事、首長の足を引っ張っていただけじゃないですか。
この先、新型コロナウイルス感染症が下火になっても、決してアベ首相、ニシムラ担当相、カトウ厚労相の功績じゃないですよ!
あんた方に任せておいたら収集が付かなくなることを悟った地方公共団体の知事、首長が、腹を括ってやってくれたお陰ですよ。
そのところ、くれぐれも間違えないでくださいよ!
……と思ってたら、今度は福島第1原発事故の避難指示区域を除染なしで解除するってニュースが入ってきました。
お前等、国民を殺すつもりか。